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門司港エリア「出汁屋PON」が移転オープン こだわりの“やさしい出汁料理”【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像:ブランド卵を使用した「出汁屋の本気だし巻き」)

JR門司港駅から歩いて5分ほど、栄町銀天街の小路に店を構えていた「出汁屋PON」(以下「PON」)。8月中旬、元の店舗があった場所から徒歩圏内にある飲食店横丁「有楽街」に移転オープンしました。

昨年6月に初めて訪問してから今回で3回目。いざ、新店舗へ行ってみました。

大将と奥様二人三脚 PONの魅力

店を切り盛りするのは店主である大将と奥様の山本さんご夫婦です。

料理人の大将は、社会人になって以降、飲食店一筋。奥様は主に接客を担当しています。2024年7月に開店して以来、魅力ある美味しい料理とともに、二人三脚でたくさんのお客様を迎えています。

(大将と奥様/旧店舗にて)

店名の由来は、大将・山本さんのニックネーム。山本の「本」を音読みして「ポン」からだそう。

奥様は大将を「PONちゃん」と呼んでおり、何とも和やかな空気が店内には漂います。親しみやすい響きの店名は、店の魅力を一層引き立てているようです。

以前は「栄小路」と呼ばれる、栄町銀天街から小路を入ったノスタルジックな通りに位置していたPON。そのテナントは、元は店主ひとりで営むテイクアウト専門店の空間だったため、PONはカウンター7席のみの小さな居酒屋として、2024年7月11日に営業をスタートしました。

カウンターと水回り以外は自分たちや家族・親せきなどにも力を借りてDIYしたそうで、ほぼ手作りの店舗。「自分達にできる精一杯で誰かを幸せにする」をモットーに、美味しい料理で日々、お客様をお迎えしてきました。

御縁がめぐり 栄小路から有楽街へ移転

着実にファンや常連を増やしていき、満席や出汁完売(そのため早じまいになることも)になる日も出てきて、予約必至の存在に。もう少し広い場所に移転できればと考えていたところ、縁がつながれて「有楽街」の物件に巡り合えたといいます。

有楽街は、栄町銀天街と並行して筋違いの道に面した、昭和からつづく横丁です。

栄町銀天街の通りから横丁に入ることもできますが、PONへの行き道で目印になるのは、老舗の大衆居酒屋「一番太鼓」。その角を左に曲がった通りから入ると分かりやすいです。

有楽街の通りに、18時になるとポッと趣深く灯る提灯は、店の目印でもあります。

「PON」の文字は小枝で装飾されていて、ポップで軽妙な印象。扉が木の引き戸という和風な作りで、その対照的なものが調和している素敵なエントランスです。

(新店舗にて。営業する店舗は変わってもメニューは変わらず)

店内はカウンター6席、2名席テーブルが2つあります。

元々は鮨店で、そのまま使えそうな和の装飾や雰囲気に惹かれた上、そのあと入店したテイクアウト専門店は今春まで使用していました。

すぐにでも営業できそうな様子、そして悩みだった自分たちの作業するキッチンスペースが広くなることから、この物件に決めたそうです。

こだわりの出汁は<枕崎産鰹節×羅臼昆布>

PONのこだわりの出汁は、鹿児島県・枕崎産の鰹節と北海道の羅臼昆布で丁寧に作られています。

筆者が実食して感動したメニューの中から厳選して紹介します。

おばんさい3種盛

まず紹介するのが「おばんさい3種盛」(500円)。旬の地元食材で作られたおばんざいは、心くすぐられる細やかな心意気が伝わってきて、幸せな気持ちになります。

その味を引き立てる掛けものには、通常の醤油と出汁のきいた醤油の2種類があり、好みで楽しめます。

出汁屋の本気だし巻き&茶碗蒸し

定番の人気メニュー「出汁屋の本気だし巻き」(600円)。使われているのは「味宝卵(みほうらん)」というブランド卵です。

やさしい出汁の味わいで、ふわふわ食感に心がホッと癒されます。

「出汁屋の茶碗蒸し」(400円)はいただく前から出汁の香りに癒される一品。シンプルな食材で味わい深く、口当たりがとてもやさしいです。

南高梅と三つ葉のあっさりうどん

うどんメニューでは「かしわうどん(自家製)」などもある中、「南高梅と三つ葉のあっさりうどん」(650円)を選択。あっさり系を求めて梅にしました。

麺はツルツルで、やや細め。やさしい出汁と梅の酸味がとてもマッチして、沁みる一杯です。

刺身は予約がおすすめ!シェアして楽しめるメニューも

刺身は食べるのがもったいないくらいに楽しい盛り付け。この日はなんと“貝殻”を器にして提供され、素敵でした。

日によって内容は異なるようですが、別日に注文した盛り合わせも美しく粋な盛り付けでした。

そして刺身には、出汁塩がついてきます。「まだい・のどぐろ・あご」の3種で、食の楽しみや広がりを教えてくれます。

どの刺身とどの出汁塩での組み合わせで食べようかと、迷いながら選ぶのは楽しい体験。出汁塩は、ほかのメニューの味変でも使えるので、最後までテーブルにおいて楽しめます。

刺身をはじめとした新鮮食材を使用するメニューは「予約をおすすめします!」と山本さん。日曜・祝日は仕入れ先の市場が休みということで、予約をしていない場合、売り切れの場合があるそうです。

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