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市指定有形文化財「旧安川邸」が一般公開 近代建築史上極めて重要な住宅建築

(アイキャッチ画像:旧安川邸の大座敷棟)

北九州市指定有形文化財に指定されている「旧安川邸」(戸畑区一枝)は、11月・12月にかけて、今年度最後の一般公開が行われます。

「旧安川邸」とは

「旧安川邸」の敷地面積は、約13,000平方メートル。明治期に石炭関連企業を次々と創業し、工業都市北九州市の基礎を築いた企業家である安川敬一郎により、旧戸畑市中原(現在の戸畑区一枝・仙水町)の開発と並行して1912(明治45)年に建設。以後三代にわたり、安川家当主と一族が居住した住宅です。

北部九州における高級住宅史、日本の近代建築史上極めて重要な住宅建築であることなどから、2018(平成30)年8月1日、北九州市指定有形文化財に指定されました。

現在の安川邸は、1912(明治45)年に若松から移築された大座敷棟1棟、1912(明治45)年竣工の南北の蔵各1棟、1927(昭和2)年竣工の洋館棟1棟、1938(昭和13)年竣工の洋風本館棟などが残されています。

北九州市では、2016(平成28)年から株式会社安川電機と共同で「旧安川邸利活用事業」を実施。建築物などを保全しながら、敷地は夜宮公園の一部とし、市民の憩いの場や市内外の観光客が訪れる新たな賑わい・観光拠点として活用しているとのことです。

一般公開は各日3部制で実施

一般公開の日程は、11月26日(金)・27日(土)・28日(日)、12月3日(金)・4日(土)・5日(日)の6日間。

いずれの日程とも、①午前10時から正午まで、②正午から午後2時まで、③午後2時から午後4時までの3部制で実施されます。定員は各部50人。参加費は無料です。

見学には電話での事前申し込みが必要で、11月15日(月)午前8時30分から申し込み受け付け開始。申し込み先など、詳細は北九州市ホームページで確認できます。

■所在地/北九州市戸畑区一枝1-4-23(夜宮公園の一部)

※2021年11月13日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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