北九州市内の『屋内で遊べる無料スポット』5選 雨でもOK&親子で楽しめる!

(アイキャッチ画像:子どもたちに人気の「海峡レトロ通り」の路面電車)

「家族で遊ぶぞー!」と前々から楽しみにしていたのに、せっかくのお休みの日が雨だと親子ともにがっかりしますよね。

そんな時には、雨の日でも暑い日でも関係なく、家族で快適に過ごせるインドアスポットがお勧めです。そこで今回は「北九州ノコト」で紹介した多彩なスポットの中から、梅雨時期の親子でのお出かけにピッタリな、しかも無料で楽しめる北九州の選りすぐりインドアスポット5選を紹介します。

行ってみたいなと感じる場所があったら、詳細記事も読んでみてくださいね。

1.関門海峡ミュージアムで大正時代の門司港へタイムスリップ/「海峡レトロ通り」(門司区)

大型客船をイメージした外観が印象的な「関門海峡ミュージアム」(北九州市門司区西海岸1-3-3)。同施設を訪れたら、有料ゾーンを満喫してそのまま帰ってしまうのはもったいない! 実は1階・2階の「海峡レトロ通り」は大正時代の門司港へタイムスリップ体験ができる(しかも無料で)、知る人ぞ知る穴場スポットなのです。

「海峡レトロ通り」に一歩足を踏み入れると、ミュージアムの外観からは想像もできないような大正時代の門司港を再現したノスタルジックな街並みが広がります。

1階部分には実際に門司港に存在した建築物を再現したものや、明治・大正時代の写真資料を参考にしながら可能な限り復元された路面電車などがありますが、子どもたちには路面電車が人気です。

今にも動き出しそうなリアルな人物像もあちこちに設置されていますが、近づくと門司港名物「バナナの叩き売り」の様子などを聞くことができます。

また、天井は、刻々と移り変わる“空”を表現。青空が次第に赤く染まり、やがて夜空に星が瞬くロマンチックな演出照明にも注目です。

2.「河川観察窓」など川について楽しく遊んで学ぶ/「水環境館」(小倉北区)

水環境館は「紫江’s」の地下にあります

2000年に完成し、川・自然・環境について楽しく遊び、学べる「水環境館」(北九州市小倉北区船場町1-2)。紫川に生息する生物をまるで水族館のように展示していたり、トリック写真を撮影できるトリックアートコーナーがあったり、親子で遊ぶのにピッタリな施設です。

館内は、河川観察窓から紫川の水中を眺めながらくつろげる「くつろぎエリア」、過去の汚れていた紫川から今のきれいになった紫川になるまでの歴史を知ることができる「つながりエリア」、紫川に生息している生物や川の工事について学べる「まなびエリア」の3エリアに分かれています。

中でも人気が高いのが「くつろぎエリア」にあり、水中に潜った感覚で横から紫川を観察できる大型の河川観察窓です。この観察窓は、紫川にふるさとを愛する中学生のアイデアから生まれたもの。クロダイやスズキ、ヒガンフグなど、紫川に暮らす生き物たちが河川観察窓の向こうに姿を現します。魚を見つけるたび、嬉しそうにお父さんお母さんに報告する子どもたちの姿も多く見られますよ。

また、紫川の河口部に位置し、海も近い水環境館付近は、淡水と海水が混ざり合う場所。タイミングが良ければ、川の水と海の水の境目「塩水くさび」を見ることができます。ゆらゆらと神秘的な「塩水くさび」、一度は自分の目で見てみたいですね。

3.ヘイケボタル、二ホンイシガメ、カヤネズミほか約60種の生き物が暮らす/「ほたる館」(小倉北区)

2002(平成14)年にオープンし、今年4月に開館20周年を迎えた「北九州市ほたる館」(北九州市小倉北区熊谷2-5-1)。ホタルなどの水辺の生き物や水辺環境について楽しく学習できる施設です。

ヘイケボタルを1年中飼育して羽化させていることでも知られていますが、ヘイケボタル以外にも、二ホンイシガメやカヤネズミ、トカゲやヘビ、カエル、魚、カニなど、約60種類の水辺の生き物たちが暮らしており、間近で、しかも無料で見ることができるので、生き物好きにはたまりません。北九州市の河川と池沼の環境を再現した4メートル大型生態水槽などで、生き物本来の生活の様子を観察できます。

2階の「ほたる生態学習室」では、代表的なホタルの生息環境について学習することができ、ゲンジボタルの大型模型をはじめ、日本・世界のさまざまな種類のホタルの写真、『ホタルの一生を観察できるホタル飼育水槽』を展示。クイズ形式で楽しみながらホタルについて学ぶこともでき、夏休みの自由研究などにも役立ちそうです。

また、1年中ホタルを見ることができるので、ホタルを見たことがないという子どもたちに幻想的に光るホタルを見せてあげるのもいいですね。

4.環境問題やエコ活動など『見て・触れて・楽しみながら』学ぶ/「環境ミュージアム」(八幡東区)

2002(平成14)年にオープンし、開館20周年を迎える「環境ミュージアム」(北九州市八幡東区東田2-2-6)。世界の環境首都を目指す北九州市が「市民のための環境学習」をコンセプトに運営している施設です。

環境ミュージアムは、2001年に開催された「北九州市博覧祭」のパビリオンとして誕生。現在はSDGsをはじめ、北九州市の公害克服の歴史や世界の環境問題、身の回りのエコ活動や市民・企業の環境への取り組みなど、『見て・触れて・楽しみながら』学ぶことができます。

また、「食品ロス」や「水の循環」などについて、触ったり動かしたり遊びながら学べる展示もあります。小さな子どもにとっては難しいテーマなのですが、感覚的に遊べる場所も多いので、幅広い年代の子どもたちが楽しめます。クイズ形式のレバーで自然素材から生まれる製品の材料を当てようなど、大人でも正解するのが難しいものも。親子でいろいろ相談しながら、一つひとつ答えを導き出していけば、より深く記憶に残りそうです。

5.「ボートレース若松」の中にある子育てスペース/「わかわくらんど」(若松区)

「ボートレース若松」の中にある子育てスペース「わかわくらんど」(北九州市若松区赤岩町13-1)。わくわからんど自体の利用は生後6カ月から小学3年生までが対象となっていますが、上の階には無料のボルダリング施設があって、こちらは4歳から小学6年生までの子どもたちが楽しめます。3歳以下専用の幼児用クライミングウォールもありましたよ。

大きな滑り台やボールプール、おままごとコーナーに乗り物コーナーなど、多彩な玩具と遊具がまんべんなく配置されていて、子どもたちを飽きさせません。2歳以下専用スペースもあるので、遊び場などで大きな子どもたちと一緒になるとどうしても出てきてしまうヒヤッとする場面もありません。見守りもしっかりしており、年上の子たちが入ってくると、すぐに注意が入るので安心ですね。

わかわくらんどの利用自体は無料ですが、レース場に入るためにレース開催日のみ大人(15歳以上)1人につき入場料100円が必要。レース開催日でなければわかわくらんどは入場料もかからないそうですが、レース開催日はボートレースの選手たちが目の前をビュンビュン走っていく様子を見ることができるので、入場料100円を払ってもいいかなと感じてしまうとことです。

※2022年6月21日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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