【ギラヴァンツ北九州】チームの歴史の始まり「三菱ケミカル」 アカデミーの躍進も支える
北九州市に拠点を置くJリーグのサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」。選手、監督・コーチ、スタッフはもちろん、多くの企業が「パートナー」としてチームの運営を支えています。クラブと企業が共に成長していく”ゴール”を目指すため活動するのが、ギラヴァンツ北九州「パートナー事業部」です。パートナー事業部員の日々の活動の様子や打ち合わせ中の裏話なども含めて、ギラヴァンツ北九州の違った一面を紹介していきます。
ギラヴァンツ北九州の前身は三菱化成(現・三菱ケミカル)のサッカー部
今回紹介するのは、2022シーズン、ギラヴァンツ北九州とプレミアムパートナー契約を締結している「三菱ケミカル株式会社」です。
JR黒崎駅からほど近い場所に福岡事業所を構える同社。社会に幅広く使われている製品やサービスを提供する他、「GHG低減」「食料・水供給」「炭素循環」といった社会課題の解決にも積極的に取り組んでいる会社です。
実はギラヴァンツ北九州の前身となったのが、1947(昭和22)年に創部された三菱化成(現・三菱ケミカル)のサッカー部。
2001年5月に創立した三菱化成(現・三菱ケミカル)黒崎サッカー部を母体としたクラブ「ニューウェーブ北九州」が、2009年、Jリーグ昇格を機にチーム名称を「ギラヴァンツ北九州」に変更。ここからギラヴァンツ北九州の歴史がスタートしたのです。
ギラヴァンツ北九州アカデミーチームの活動拠点「チャレンジ広場」を事業所内に整備
2021年11月には、三菱ケミカル 福岡事業所内に福利厚生施設として新設するグラウンド「チャレンジ広場」を、ギラヴァンツ北九州のアカデミーチームの活動拠点としても提供すべく整備していただきました。
約2万平方メートルの広さを有する「チャレンジ広場」には、105メートル×68メートルの全面人工芝のコートのほか、ナイター設備、クラブハウス(男女更衣室、トイレ、シャワールーム、ロッカー)、駐車場が完備されています。
昨年秋に行われたグラウンドの完成披露会で行われた親善試合には、ギラヴァンツ北九州U-15も参加。三菱ケミカルチームと接戦を繰り広げました。
三菱ケミカル提供の新グラウンドが支えるアカデミーチームの躍進
現在、ギラヴァンツ北九州のアカデミーチームには、「U-18」「U-15」「U-14」「U-13」で約100人の選手が所属していますが、三菱ケミカルから新グラウンドという素晴らしい環境を提供いただいたアカデミーは躍進中。
中でも、U-15は県一部リーグ5連勝で首位(5月末現在)。県一部リーグ2位以上かつ九州各県との参入戦にて3勝で、九州リーグに昇格することができます。まずは県一部リーグで2位以上を掴みとるため、三菱ケミカル 福岡事業所内の新グラウンドで日々練習しています。
なお、こちらの新グラウンドは、三菱ケミカル従業員の福利厚生施設としても使用されているとのことです。
「三菱ケミカルチャレンジ広場」でギラヴァンツ北九州サッカースクールが8月開校
三菱ケミカルでは、今後、地域貢献としてギラヴァンツ北九州と連携したサッカー教室などを開催予定です。
その一環として、今年8月に「三菱ケミカルチャレンジ広場」でギラヴァンツ北九州サッカースクールが開校します。中学生以上が在籍するアカデミーに加え、小学生への指導にも取り組むことで、地元におけるサッカー普及への貢献・将来有望なジュニア選手の発掘を叶えることができます。
三菱ケミカルチャレンジ広場から、未来のJリーガーが誕生する日も近いかもしれません。
紙コップから野菜へ! 廃棄物を資源に変えるプロジェクト進行中
また、三菱ケミカルではギラヴァンツ北九州と連携し、生分解性樹脂 BioPBS™を使用した紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けた実証試験も行っています。
昨年8月に開催された「ギラヴァンツサマーフェスティバル2021」に、生分解性樹脂 BioPBS™を使用した紙コップ約6500個を提供。使用済みの紙コップを回収し、コンポスト設備で食品残渣物と一緒にたい肥化しました。
でき上がった堆肥の一部はギラヴァンツ北九州フレンドリータウンの福岡県立行橋高等学校で野菜の栽培に活用されています。
行橋高等学校の生徒たちが育てている野菜は20品目。既にトマト・ナス・キュウリは収穫済みとのことです。他にもまだまだ多彩な野菜が育てられている最中ですが、今後収穫された野菜はスタジアムで販売したり、スタジアムの飲食メニューとして活用されたりする予定となっています。
詳細は「ギラヴァンツ北九州」ホームページで確認できます。
(ギラヴァンツ北九州パートナー事業部/北九州ノコト・編)
※写真提供:ギラヴァンツ北九州