【交通公園】キッズ自転車免許証がもらえたよ!幼児向け講習会に参加してみた(北九州市小倉北区)
小倉北区井掘にある北九州交通公園は、「交通ルール」や「交通に関する知識」を楽しみながら身につけられる県内でもめずらしい公園です。
園内には自転車の貸し出しやすべり台などの遊具広場があり、1日中楽しく過ごすことができます。
筆者の息子(4歳)は、補助つき自転車で風を切って走ることがとにかく大好き。週末はよく交通公園を利用しています。
「そろそろ補助なしで自転車に乗れるように練習してほしいな」「何かきっかけがあるといいのにな」と思っていたところ、3月26日に幼児向けの自転車免許講習会が初開催されたので、子どもと一緒に参加してきました。その様子を紹介します。
顔写真入りのキッズ免許証を交付!
従来は小学校低学年~中高生向けに行っていた自転車免許講習会。今回は幼児2歳〜6歳(保護者同伴)を対象として実施されました(要予約)。
内容は「筆記テスト」と「実技テスト」の2つ。子どものせ自転車や三輪車でテストを受けることも可能で、合格すると顔写真入りのキッズ免許証が交付されます。
クイズで楽しく学べる「筆記テスト」
「楽しいクイズの時間」では、イラストを見ながら指導員の人が幼児向けに簡単に分かりやすく、○×でお話をしてくれました。
勉強したあとは「筆記テスト」です。イラストが描かれた「答えのイラスト」を選び、手元のシールを貼っていきます。
楽しく学び、テストの時間をあわせて15分ほどで終了しました。
緊張する「実技テスト」
実技テストでは、①一時停止 ②踏切の項目でテストが行われました。
「『みぎ』『ひだり』『みぎうしろ』を停止し目視する」…。みんなの前で挑戦するのはかなり緊張したようですし、自転車を操作しながら確認するのは難しいようでしたが、やさしい指導員の人の声かけで無事に合格できました。
この日は5組の親子が参加しており、実技テスト終了までこちらも15分ほどでした。
「キッズ自転車免許証」をもらって
筆者の子どもの感想は残念ながら「恥ずかしかった」「やだ」でした。
とくに実技がとても緊張したようです。小さな子どもにとって慣れない緊張感と、とにかく自転車で遊びたい気持ちが勝っていたようです。
筆者の子どもにはまだ難しかったんだなと思いましたが、「みぎ」「ひだり」「みぎうしろ」の交通ルールを守ってその後も自転車に乗っています。
講習全体としては、内容、時間配分、配布のプリント、お土産にいたるまで幼児を対象としたプログラムにこれ以上のものはないと感じました。
2023年4月1日から自転車「ヘルメット」着用努力義務化。13歳未満の子どもは自転車で歩道を通行可能など、親子で現行に沿った交通ルールを学ぶ最適な場所だと思います。
交通公園内はこんなところ
交通公園内には、市街地を模した「一般コース」と、自転車練習広場「基本コース」があります。
交通標識表示板60枚以上、信号機、横断歩道、踏切といった実際の交通ルールを体験しながら学んでいきます。
自転車の持ち込みは禁止されており、「無料貸し出し自転車」を利用。三輪車、14インチ、16インチ、18インチ(それぞれ補助付きもあり)、20インチ、22インチ、子どものせ電動自転車の中から選ぶことができます。また、4月から新たにストライダー5台が導入されました。
遊具広場も充実
丸い形のジャングルジム、くじらのしっぽの型のような波打ち型のすべり台、他にもすべり台が2つ、ブランコ、雲梯といった全部で6種類の遊具があります。
自転車に乗った後は、遊具で遊んで休憩して、それからまた自転車に乗っている子どもたち。1日中飽きることなく楽しそうに遊んでいます。
砂場や屋根付きベンチもあり、大人も見守りながら休憩できました。
毎月1回は楽しい交通安全イベントを開催
交通公園では、年間を通してクイズラリーや交通安全フェア、らくがきアートの日といった魅力的なイベントが多数開催されています。
北九州交通公園の公式インスタグラムでは、イベント情報だけでなく雨天時の自転車利用状況が確認できます。お天気が微妙な日でも「自転車利用再開します!」など随時情報が更新されているので、お出かけ候補が増え、気軽に遊びに行けるのでおすすめです。
◾️住所/北九州市小倉北区井掘5-1-1
◾️開園時間/午前9時〜午後5時
◾️利用料金/無料(入場・自転車貸し出し)
◾️休園日/月曜、祝日の翌日、年末・年始(12/29〜1/3)
◾️駐車場/無料 ※130台以上あり
※2023年4月12日現在の情報です
(ライター・ぱーる)