4月21日、フィナンシェ専門店「R.M.FINANCIER」がオープンしました。
黄色と青を基調とした店舗で、場所はJR南小倉駅から徒歩約7分、「篠崎二丁目」交差点のそば。近くには南小倉公園もあります。また、西鉄バス「第一高田町」バス停からも徒歩圏内です。
パティシエ経験34年「お客様と直接触れ合える機会がほしい」と開業を決意
オーナーシェフの田中雄一郎さんは約34年間リーガロイヤルホテルでパティシエとして勤め、そのうち30年間はリーガロイヤルホテル小倉に勤務。2
「ホテルでさまざまな経験を積ませてもらいましたが、表に出ることが多くないため、お客様と直接触れ合う機会がほとんどありませんでした。だから、お菓子を求めてくれるお客様の顔を見たり声を聞いたりできるようなお店をいずれはやってみたいと考えていました」と田中さん。
定年してから開業するよりも体が動くうちに少しでも早く開業したいと考え、50歳を過ぎて独立・開業を決意。今年3月にホテルを退職し、「R.M.FINANCIER」をオープン。廃棄ロス削減と自分1人で手掛けられる適量を考え、焼き菓子に絞り込んだ商品展開となっています。
ちなみに店名の「R.M.FINANCIER」の「R」と「M」は田中さんの子どもの名前の頭文字なんだそうですよ。
看板商品『フィナンシェ』 アレンジ商品含め7種類
そんな同店の看板商品は店名にもなっている『フィナンシェ』。焦がしバターたっぷりのベーシックな「フィナンシェ」をはじめ、「レモン」「アールグレイ」「ピスタチオ」「ショコラ」の5種類を用意。普通フィナンシェと聞くと長方形のものをイメージしますが、こちらのフィナンシェは正方形にしているとのことです。
さらにアレンジ商品として、フィナンシェであんこを挟んだ『どら焼き』のような和洋折衷の「フィナどら」、注文を受けてから最後の仕上げをする完全オリジナルの「フィナンシェブリュレ」も。
『どら焼き』のような「フィナどら」
特に、フィナンシェの上にカスタードクリームを絞り、砂糖をふって焦がして仕上げる「フィナンシェブリュレ」は、中はしっとり、外はパリっとした食感が楽しめると好評なんだそう。
注文後に最終仕上げを行う「フィナンシェブリュレ」
また、焼きたてならではの香りと食感を楽しんでもらいたいと「焼きたてフィナンシェ」も用意。平日は不定時、土日・祝日は午後1時・午後3時に焼き上がるそうですが、予約することも可能とのことです。
常時25種類ほどが揃う焼き菓子
そのほか、サブレ、マドレーヌ、パウンドケーキ、パイ、ビスキュ
「さくほろクッキー」（3種）
注目はキューブ型のパウンドケーキ（ホール）。レモンパウンド・八女抹茶パウンド・ショコラパウンドの3種類がありますが、「フレッシュなものを食べてもらいたい」という思いから、注文後にデコレーションしてくれます。そのため、5分ほど時間がかかりますが、店内の焼き菓子を見ていると完成まであっという間です。
「レモンパウンド」（ホール）
『小倉（おぐら）』と『小倉（こくら）』を掛けて地元小倉で愛されるようになってもらいたいという願いが込められているという「小倉マドレーヌ」も気になりますね。
「小倉マドレーヌ」
ギフトセットも充実
「ギフトとしても喜ばれる焼き菓子を提供したい」と話す同店は、ギフトセットも充実。小さな子どもが喜びそうなかわいらしいパッケージから、高級感漂うギフトボックスまで、さまざまなデザインのものが揃います。取材日は「母の日」直前ということもあり、母の日ギフトもありました。
また、かわいらしいデザインのドリップコーヒーやティーバッグ、マグカップなど、焼き菓子と一緒に贈りたいような商品もあるので、好みの焼き菓子と組み合わせて、お店のロゴが入ったオリジナルの紙袋（写真下、サイズ3種類・有料）に詰めてプレゼントにするのもいいかも！
「さくほろクッキー」と「ロッシェ」
「これからも随時新作を創出し、お客様にお喜びいただけるお菓子を追求していきたい」と話す田中さん。レジ打ちや接客など慣れないこともまだまだ多いと言いますが、「楽しいですね」と笑顔を見せてくれました。
いろいろなポーズのシロクマがぶら下がる店内の照明
店休日など最新情報は「R.M.FINANCIER」インスタグラムで確認できます。
■住所／北九州市小倉北区篠崎1-6-5
■営業時間／10:00～18:00 ※商品がなくなり次第終了
■駐車場／あり（1台分）
※2023年5月13日現在の情報です
（北九州ノコト編集部）
