「ほっと子育てふれあい事業」が「シン・子育てファミリー・サポート事業」にリニューアル【北九州市】
北九州市では、<子育てを支援してほしい人>と<支援をする人>が会員となり、保育施設等への送迎や学校の放課後の預かり、保護者の急用や急病時、軽度の病児の預かりなどを地域の中で支え合う事業を実施しています。
これまで「ほっと子育てふれあい事業」として、地域による支援の輪を広げてきましたが、このたび「シン・子育てファミリー・サポート事業」として、子育て世帯にとってより利用しやすく、支援をする人もより活動しやすい仕組みとなるようリニューアルされました。
利用料金は政令市最安の500円、報酬額は政令市1位の1000円に変更
「シン・子育てファミリー・サポート事業」では、北九州市在住または勤務の方で、生後3ヶ月から小学校6年生までの子どもを預けたい人が「依頼会員」、北九州市在住で、心身ともに健康な、自宅等で子どもを預かることができる人が「提供会員」となります。
保育施設や習い事などへの送り迎えや、放課後や急用時の子の預かりなど、“子育てのちょっと困った”に対応して会員同士をマッチング。援助が必要な時にすぐ活動できるようなシステムとなっています。
リニューアルのポイントは5つ
今回のリニューアルのポイントは、「利用料金及び報酬額の改定」「民間と連携した預かり場所の確保」「タクシーを利用した送迎支援(試行実施)」「LINEを活用した活動しやすい環境の整備」「シンボルイラストの作成」の5つです。
利用料金と報酬額の改定が行われ、依頼者の利用料金は800円から500円に変更。これは政令指定都市の中でも最安だといいます。また、支援者の報酬額は800円から政令市1位の1000円に引き上げられました。差額の500円は市が負担します。
自宅が子ども仕様になっていない、一人で預かるのが不安といった会員の声に対応した取り組みも実施。認可外保育施設や大学等のスペースを有効活用した預かり場所が新たに確保されます。
また、北九州タクシー協会と連携し、タクシーを利用した送迎支援も試行実施。タクシーを利用した送迎支援として、対象の会員1人当たり1000円の電子クーポン6枚を3ヶ月ごとに発行します。今年度は西小倉小学校区、守恒小学校区が対象として試行されます。
さらに、これまで郵送または持参で行っていた活動報告がLINEでできるようになりました。会員登録や活動依頼の連絡、活動報告の提出など負担となっていた事務手続きが軽減されます。
シンボルイラストは北九州市出身在住の絵本作家・はしもとえつよさん
新事業のシンボルイラストは、北九州市出身在住の絵本作家・はしもとえつよさんによって作成されました。
シンボルイラストのイメージは、緑色のフクロウ・ホットーさんと、赤色のフクロウ・あっとーちゃん。子どもたちに愛着を持ってもらうとともに、会員増に繋げていくそうです。
活動内容及び利用の流れなどの詳細は、北九州市のホームページで確認できます。
※2024年10月11日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)