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北九州の劇場文化の拠点「北九州芸術劇場」の魅力とは? 多彩な舞台芸術から市民参加型活動まで紹介
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(アイキャッチ画像:「J:COM北九州芸術劇場」の大ホール)

北九州芸術劇場は、北九州市の中心部に位置する市内の舞台芸術の拠点です。演劇やダンスなどの公演鑑賞にとどまらず、作品づくりや育成、地域連携など幅広い活動を展開し、市民とともに文化を育てています。

本記事では、劇場の魅力を成り立ちとともに、4つのコンセプトと事例で紹介します。

北九州芸術劇場の誕生

北九州芸術劇場は、北九州市の都心再開発事業の一環として誕生。1992年に構想が始まり、2000年に建設着手、2003年8月に開館しました。

小倉北区の中心市街地を「北九州市の都心」として再生する都市計画の中核施設「リバーウォーク北九州」の高層階に整備され、文化とまちづくりをつなぐ象徴的な施設として位置づけられています。

多彩な表現に応える3つの劇場空間とクリエイティブ・体験の空間

館内には異なる3つの劇場空間を備えています。多彩な催し物の開催や舞台芸術の公演など、幅広い目的に合わせた作りになっています。

また、舞台作品の創作やワークショップ体験等の場にもなる創造工房も備えています。

曲線的な客席空間が美しい<大ホール>

大ホールは、舞台を額縁のように切り取るプロセニアムアーチ型の構造。

収容人数1269席の多目的ホールで、演劇やミュージカル、バレエ、クラシック音楽、ポピュラーミュージック、歌舞伎、日舞、講演会など幅広いジャンルに対応しています。

温かい木の雰囲気に囲まれ、音響と舞台機構が整った本格的な公演空間です。

舞台と客席が一体となる専用劇場<中劇場>

中劇場は、演劇・ダンス公演のために設計された専用劇場です。

ダークブルーを基調とした客席空間には左右にサイドバルコニーが設けられ、最大視距離は18.5メートルという舞台と客席の近さが、深い一体感と高い臨場感を生み出します。

役者のせりふやダンサーの息づかい、そしてそれに応える観客の拍手や笑い。そのすべてが交錯し、アーティストの表現そのものに没入できる劇場空間です。

アーティストが創り出す無限の空間<小劇場>

小劇場は、アーティストが舞台と客席を自由に作り上げることができる空間です。小劇場でありながら、スペックや機材が充実しており、多様な表現に対応できます。

座席は収納可能な平土間型の空間。シンプルな四角い箱のなかで、アーティストたちが創り出す、無限の劇場空間を体感できます。

アイデア次第で、さまざまな舞台に変化する自由なオープンステージです。

4つのコンセプトから見る役割と取り組み

北九州芸術劇場の最大の特徴は、「観る=鑑賞事業」「創る=創造事業」「育つ=育成・交流事業」「支える=支援事業」という4つのコンセプトに基づき、多角的な活動で舞台芸術と人やまちを繋いでいる点です。

劇場誕生後の10年はラインナップを充実させた「観る」劇場作りを強化しながらも、地域に根ざした作品を生み出す「創る」や演劇に関わる人を増やす「育つ」活動を着実に推進し、現在は劇場を通して文化活動を行う市民の環境づくり「支える」も実践しています。

観る多彩な舞台芸術で暮らしに彩りを

劇場では、老若男女さまざまな人々が幅広いジャンルの舞台作品と出会うことができます。

芸術性の高い作品からエンターテインメント性に富んだ公演、さらには新しい才能による実験的な作品まで、国内外から厳選された演劇やダンスを届けています。

こうした多彩な舞台芸術を「観る」体験は、観る人に新たな発見や驚きをもたらし、日々の暮らしや人生に豊かな彩りと刺激を与えてくれます。

創る北九州発のオリジナル作品を生み出す

劇場自ら、作品を創り、発信しています。

舞台芸術の第一線で活躍するアーティストがその才能を存分に発揮する場であると同時に、地域に根ざした俳優やスタッフが切磋琢磨し、新たな表現に挑戦しています。

また、市民が創作に参加することで新たな視点や発見が生まれるなど、多様な手法による創作活動が行われています。

Re:北九州の記憶~未来へつなぐ物語「石炭の走る街」Ⓒ藤本彦

北九州市に暮らす高齢者へのインタビューを基にした演劇「Re:北九州の記憶」シリーズや劇場を飛び出した「モノレール公演」など、この街ならではの魅力を持つ作品が数多く生み出されています。

モノレール公演「きみをさがして」Ⓒ重松美佐

さらに、こうして誕生したオリジナル作品は他都市でも上演され、北九州の文化や「ものづくりの精神」を広く発信する役割も担っています。

育つ人と街がともに成長する取り組み

北九州芸術劇場は、人を育て、街とともに成長することを大切にしています。

学校でのアウトリーチやワークショップなど多様なプログラムを通じて、子どもたちのコミュニケーション能力や表現力を育んでいます。

キタQアーティストふれあいプログラム

同時に、地域が抱える課題にも取り組みながら、活動を通して未来を担う人材を育成しています。

舞台表現者育成事業「キタゲキスクール」

舞台芸術の力を活かしてより良い地域社会づくりに貢献し、北九州市で暮らす人々の豊かな生活に寄り添いながら、文化を通じたつながりを広げています。

支える市民の文化活動をサポート

劇場を借りて利用する人々や地域の表現者の活動環境をサポートしています。

これまでの劇場運営で培った知識と経験を活かしながら、安心・安全を第一に、利用者が目指す表現や活動に寄り添います。

「あれはだめ、これはできない」と壁をつくるのではなく、「こうすれば実現できますよ」と提案しながら、北九州で文化活動を行う人々の環境づくりを積極的に支援しています。

地域とともに文化を育てる劇場

北九州芸術劇場は、「観る・創る・育つ・支える」という4つのコンセプトを通じて、舞台芸術と地域社会をつなぐ役割を担っています。

作品を楽しむ場所であると同時に、人が集い、学び、創造し、支え合う“劇場文化の拠点”として、北九州のまちづくりに大きく貢献しています。

これからも市民とともに新しい文化のかたちを生み出し続ける存在です。

詳しくは「J:COM北九州芸術劇場」公式サイトからみることができます。

<提供:(公財)北九州市芸術文化振興財団 北九州芸術劇場 >

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