北九州芸術劇場の合唱物語「わたしの青い鳥」ついにラストステージ

©梅本昌裕(合唱物語「わたしの青い鳥2019」)

©梅本昌裕(合唱物語「わたしの青い鳥2019」)

北九州芸術劇場で2004年から毎年上演されてきた市民参加型の劇場レパートリー作品、合唱物語「わたしの青い鳥」。

市民に愛され、北九州芸術劇場の夏の風物詩となっていましたが、17回目を迎える今夏、ついにラストステージを迎えます。

これまで合唱に1300人以上の市民が参加

「わたしの青い鳥」は、北九州芸術劇場が開館した翌年の2004年からスタートしたプロジェクト。毎年一般公募によって集まった幅広い年代の人たちが参加し、公演開始以来、延べ1300人以上の市民が参加しています。

今回参加する市民は、5月から実施されたワークショップを受講した9歳から83歳までの54人。

ワークショップでは、指揮を務める樋本英一さん、「光の精」を演じるソプラノ歌手の伊藤晴さんにより、舞台に立つ心構えや発声・歌唱法などの合唱指導が行われました。

©梅本昌裕(合唱物語「わたしの青い鳥2019」)

合唱物語「わたしの青い鳥」とは

「わたしの青い鳥」の原作は、ベルギーの劇作家メーテルリンクの「青い鳥」。チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して旅に出る物語で、楽しいファンタジーであると同時に、人間にとって幸福とは何かを深く問いかける不朽の名作です。

 

合唱物語「わたしの青い鳥」は、この「青い鳥」のストーリーにオリジナルの詞と曲をつけ、それを市民による歌とインタビューで綴っていく北九州芸術劇場のオリジナル作品です。曲間では参加者や客席にも「幸せ」についての質問を投げかけるなど、ライブ感も楽しめる舞台となっています。

ワークショップを受けた市民54人のほか、樋本英一さん(指揮)、伊藤晴さん(ソロ・ソプラノ)、白石光隆さん(ピアノ)、能祖將夫さん(作詞・ナレーション)が出演。

「さようなら」「ありがとう」「またいつの日か」の思いを込めて、歌声で彩るチルチルとミチルの物語が幕を開けます。

詳細は、北九州芸術劇場ホームページで確認できます。

■イベント名/合唱物語「わたしの青い鳥2021」
■開催日時/7月4日(日)15:00開演(14:30開場)
■会場/北九州芸術劇場・中劇場(小倉北区室町1-1-1-11 リバーウォーク北九州6F)
■入場料(全席指定)/大人1500円、子ども(3歳~中学生)1000円、マタニティ割引1000円(要証明書提示) ※2歳以下入場不可

※2021年6月26日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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