【ファンファン北九州#21】ギラヴァンツ北九州の熱烈サポーター・ヒマワリ君 稗田光義さん<前編>
西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。
顔はヒマワリ、全身黄色のコスチュームでヒマワリ君がスタジオに登場!
甲木:おはようございます!西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。
梁:西日本新聞社の梁京燮です。
甲木:梁さん、昨年ギラヴァンツの最終戦に行ったの覚えていますか?
梁:行きましたね!
甲木:寒かったよねー。
梁:ギラヴァンツが配ってくれたポンチョがとっても温かかったですよね。あれは、すごく助かりました。最後は池本選手の感動の挨拶で、心がほっこり温まった最終戦でしたね。
甲木:もうお分かりだと思うんですが、今日のゲストはギラヴァンツ絡みです。サッカーJ2ギラヴァンツ北九州のサポーター、応援席でひと際目立つヒマワリ君こと稗田光義さんです。よろしくお願いします!
稗田:よろしくお願いします。
甲木:サポーターといっても、ヒマワリ君はただのサポーターではないんです。ホーム戦ほぼ全試合いらっしゃいますよね?
稗田:そうですね。ホーム戦は全部行きます。
甲木:この情熱のヒマワリ君。まず、この格好から皆さんに紹介していきたいなと思います。お顔を黒く塗られていますよね?
稗田:そうですね。ダークブラウンの歌舞伎用のファンデーションで。
甲木:歌舞伎用のファンデーションでそんなに黒いのがあるんですか?
稗田:いろいろ色がありますよ。
甲木:白だけじゃなくて?
稗田:いろいろあります。歌舞伎用というよりは舞台用なのかもしれないですね。
甲木:なるほど。そこがヒマワリの種の部分ですよね。そして、お顔の周りは花びらがついています。
梁:ザ・ヒマワリですよね。ぶわっと咲いていますよね。
稗田:ギラヴァンツの象徴ですね。
甲木:そうそう!ギラヴァンツの象徴のヒマワリ。そして、黄色いユニホームを着てて全身黄色なんですよね。
友人女性サポーターのひと言から「ボク、ヒマワリになる!」
甲木:そもそも、どうしてそんな格好で応援しようと思ったんですか?応援席ですごく目立っていますが、最初からその格好で応援してたわけではないですよね?
稗田:そうですね。最初は、ゴール裏でみんなで応援する一人だったんですが、2018年に最下位になったとき、周りも「ただ試合を観に行くだけ」みたいな感じになって…。
甲木:どうせ負けるみたいな…?
稗田:そういう感じですね。みんながそういうテンションであまり向上心がなかったときに、何か変わるきっかけがないかと思いまして。2019年シーズンが始まるときに、友人女性から「来年、ヒマワリを頭につけて応援しよう」と提案があったときピーンときて、「それなら僕ヒマワリになっちゃおう!」と。
甲木:なると言っても、そのコスチュームはどうやって?
稗田:これも試行錯誤ですよ。今でこそ、こうやって綺麗に塗れていますが、提案してくれたその女性と鳥取のアウェー戦に行ったときに、100円グッズのクレヨンで顔を塗ったところから始まりました。
甲木:えぇ!?クレヨン顔に塗ったの!?
稗田:そうです。(笑)もう汚いですよ。ものすごく雑にはなるし。
甲木:しかも肌に悪そう…。
稗田:もう肌にも悪く、カピカピになって…。すごく痛かったですね。
甲木:無茶しましたね。周りの花びらはどうされたんですか?
稗田:これは、ネットで購入しました。
甲木:そういうのが売っているんですね!
ヒマワリの妖精。年齢は●歳!?
稗田:ヒマワリ君=ヒマワリの妖精なんです。
梁:妖精なんですね!
稗田:年齢とかすべてちゃんと設定があるんですよ。
甲木:ちなみに何歳なんですか?
稗田:77歳です。
甲木:77歳!?(笑)
梁:結構お年を召されているんですね。
稗田:妖精の年齢とか知らないでしょう?最年長は万単位。
甲木:じゃあ77歳は若い方?
梁:生まれたてみたいなものですね。(笑)
稗田:そうですね。
甲木・梁:(笑い)
僕の名前と同じファンデーションを愛用中
甲木:最初はクレヨンから始まって、だんだんファンデーションへと改良されて。
稗田:そうですね。最初はクレヨンで、そのあと別のサポーターの方が「これいいよ!」ってサンバで使うファンデーションを見つけてきてくれて。それを使っていたんですが、「もっと良いのないかなー」と思って見つけたのが、僕の名前と同じ「三善(みつよし)」というブランドのファンデーションで現在使っています。
梁:それが先ほど言っていた舞台用のファンデーション?
稗田:そうです。
梁:綺麗に塗られていますもんね。
甲木:ムラなく塗れています。
子どもたちに「ギラヴァンツ楽しい」って思ってほしい
甲木:他の皆さんはどこかにヒマワリを付けて、ヒマワリ君だけはヒマワリそのものでスタンドで応援されているんですね。
稗田:そうですね。
甲木:スタンドは盛り上がるでしょう?
稗田:最初は「何だ!?」という感じだったんでしょうけど、徐々に慣れてきて。この格好目立ちますもんね。(笑)
甲木:一緒に写真撮ってる人とかいらっしゃるじゃないですか?
梁:僕の友達もヒマワリ君を見つけたら、よく子ども達を連れていって写真撮ってもらって。
稗田:それは嬉しいですね!
甲木:子どもに人気でしょう?
稗田:人気かどうかは分からないですけど、未来のある子どもたちが「ギラヴァンツ北九州楽しい!」と思える一部になれば良いなと思ってます。
甲木:選手にも知られているんですか?
稗田:そうですね。知ってる選手から「ヒマワリ君―!」って声かけてもらえると嬉しいですけど、一番はクラブが盛り上がってくれれば僕は良いなと思っています。
甲木:最初、友人女性サポーターが「ヒマワリ付けて元気にしよう!」というのがきっかけだったってお話しされていましたが、ヒマワリ君が登場することでスタンドの雰囲気って変わってきましたか?
稗田:僕の力だけではないかもしれませんが、何かちょっと明るくなってきたのかなと思います。ヒマワリを付ける方が増えましたね。それまでは付けている方がいなかったので。花が増えるだけで雰囲気が格段に変わるので。
梁:たしかに。
甲木:色も明るいし。
梁:一緒に付けて応援したら、気持ちも楽しくなりそうですよね。
甲木:じゃあ梁さんも?
梁:次付けようかな♪
稗田:僕ありますよ!持ってきましょう!
梁:いいですか?借ります!ありがとうございます。
甲木:「三善」のファンデーションを塗って。
梁:ファンデーションも!?
稗田・甲木・梁:(笑い)
甲木:今シーズンはヒマワリが2輪咲くということで。
稗田:頑張ってまた応援します!
〇ゲスト:稗田光義さん(ギラヴァンツ北九州の熱烈サポーター・ヒマワリ君)
→永遠の77歳/性別:妖精/福岡県北九州市/好きな選手:小林伸二/ポジション:ゴール裏/好きな言葉:上を向いて歩こう
〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)
(西日本新聞社北九州本社)