【ファンファン北九州#22】ギラヴァンツ北九州の熱烈サポーター・ヒマワリ君 稗田光義さん<後編>
西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。
試合じゃない日は●●に乗ってます。会社の理解に感謝です!
甲木:梁さん、今日もスタジオにヒマワリが咲いていますね!
梁:スタジオが明るいですね!
甲木:では、早速お呼びしましょう!前回に引き続き、サッカーJ2ギラヴァンツ北九州のサポーター ギラヴァンツをヒマワリ姿で応援しているヒマワリ君こと稗田光義さんです。
稗田:よろしくお願いします。
甲木:前回の話では、ヒマワリ君は77歳の妖精なんだよというお話でしたが、稗田さんはお仕事されていらっしゃるんですよね?
稗田:はい。トラック乗っています。
甲木:運送業?
稗田:そうです。
甲木:この格好でじゃないんですか?(笑)
稗田:いえいえ、この格好でしたらクビになりますよ!(笑)
甲木:じゃあ、試合の時は作業着を脱いでスタジアムに?
稗田:そうですね。車の中で全部着替えて行きます。
甲木:車の中で!?メイクも?
稗田:そうです。会社を早めに上がらさせてもらって。
甲木:早退ってこと?
稗田:そうです。「ギラヴァンツの試合を観に行けないならいいです」みたいな。(笑)
甲木:それが働く条件?
稗田:条件というと図々しいですけどね。(笑)「お願いします」ということで。
甲木:良い社長さんですよね。
梁:本当そうですよ。ご理解のある社長さんですよね。
稗田:本当理解して頂いて。
甲木:「いいよ!全試合行っておいで!」って感じなんですか?
稗田:どうなんでしょう。(笑)
梁:まぁ、運送業が本業ですからね。(笑)
ギラが盛り上がれば、街が活性化するって信じてますから
甲木:アウェイ戦の時はどうするんですか?
稗田:僕1人で行くこともあるんですが、基本はいつも一緒に行ってくれる人がいるので、その人と一緒に駅からこの格好で行きます。
甲木:仕事は休むんですか?
稗田:休みます。
甲木:一泊で行ったりする?
稗田:一泊もありますが、だいたい日帰りで帰れるように。
甲木:お休み取って日帰りして、夜中でも帰ってきて、次の日またトラックに乗る?
稗田:そうです。
甲木:でも、交通費とかコスチューム代、メイク用品とか結構お金がかかるんじゃないですか?
稗田:はい…。結構かかりますね。両手分くらい…。(苦笑)
甲木:えぇー!どうしてそこまでギラヴァンツの応援にのめり込めるんですか?
稗田:ギラヴァンツ北九州が好きっていうのもあるんですが、ハマりすぎて自分の一部になって抵抗がないんですね。
梁:苦じゃない?
稗田:苦ですけどね。(笑)
稗田・甲木・梁:(笑い)
甲木:苦なんだ。(笑)
稗田:苦しいですけど頑張ります!ギラヴァンツに頑張ってほしいんで。絶対にギラヴァンツ北九州が盛り上がってくれたら、街も喜んで活性化していくと信じているので。クラブが強くなってほしいからこそ、続けれるところまで続けようと。
甲木:つまり、ヒマワリ君の中では、もちろんギラヴァンツを応援することでもあるけど、街を活性化したいというところもある?
稗田:もちろんありますね。北九州も人口減少や高齢化などで寂れてきた部分がありますので。
ヒマワリ君になってから変化した地元への思い
甲木:生まれも育ちも北九州ですか?
稗田:はい。北九州です。
甲木:じゃあ、北九州LOVEで応援しているって感じなんですかね。
稗田:LOVEですね!
甲木:昔から北九州を盛り上げたいと考えていたんですか?
稗田:いえ。そんなに強く思ったことはなかったんですが、ヒマワリの格好を始めてから、北九州を盛り上げたいという思いがどんどん強くなって、気づいたらいろんなところを盛り上げたいっていう気持ちになりました。
甲木:じゃあ、サッカーがきっかけで「この故郷を盛り上げたい!」みたいな?
稗田:それはすごくあります。より強く北九州が好きになったかもしれないですね。
梁:ヒマワリ君を始めてから?
稗田:そうですね。
嬉しい瞬間、小倉の街がユニホームでいっぱいの景色
甲木:ヒマワリ君はどんな瞬間に喜びを感じますか?
稗田:やっぱりギラヴァンツが勝ったときが一番テンションが上がるんですが、最近は試合後に街に出たとき、このギラヴァンツのユニホームを着た人たちで溢れている様子を見ると嬉しいですね!
甲木:スタジアムから黄色いユニホームを着てる人たちがぞろぞろっと。
稗田:そうです。それで、街中の飲み屋さんでユニホームを着ている人を見かけると「ギラヴァンツファンが増えてるなー」って思いますね。
甲木:ギラヴァンツ一色みたいな。
稗田:いつか全員着てほしいです!!
梁:本当ですね!
甲木:良いですねー!
稗田:強くなってJ1に昇格したら、いっぱいお客さんが来るので、その分地域経済の活性化に繋がって盛り上がると思うんですよね。
甲木:そうですね。今シーズン、そういうふうになってほしいですよね!
梁:小倉駅降りて街中が「黄色!」って感じになってほしいですね。
サポーターたちとマナー向上にも取り組んでいます
甲木:あと、経済活性化もですが、ファンのマナー向上にも一生懸命取り組んでいらっしゃるとか。
稗田:大したことはしてないですけど、試合が終わったらスタンドのごみを拾って帰るとか。
甲木:ヒマワリ君の格好で?
稗田:そうです。この格好で。
梁:ヒマワリ君すごい!
稗田:僕だけじゃないですよ。マナー向上に取り組んでいるサポーターは他にもいて、一緒にみんなで拾って持って帰ります。
ミクスタの楽しみ方、そしてヒマワリ君の夢教えてください!
梁:何かミクスタの楽しみ方とかあれば教えてください!
稗田:ミクスタはフィールドとの距離も近くて、リアルに選手の声が聞こえて、本当に観やすくて世界一のスタジアムだと思います!目線も同じなので、選手たちの吐息まで聞こえるくらい丸聞こえでテンションが上がりますね。
甲木:そうそう。監督の声とかも聞こえますよね。
稗田:聞こえます。
梁:選手たちの怒号とかも近くに行くと聞こえるんですか?
稗田:怒号も聞こえるし、冗談も聞こえます。
梁:冗談も聞こえるんですか?(笑)
甲木:やっぱり海に開かれてるスタジアムってすごく良いですよね。
梁:景色が本当に良いですよね。
稗田:海のそばにあるスタジアムって世界で2、3ぐらいしかないですもんね。
梁:そうですか!
甲木:やっぱりミクスタに移って良かったなって思います?
稗田:断然思いますね。僕の家からは遠くなりましたけど。(笑)
甲木・梁:(笑い)
甲木:今後のヒマワリ君の目標とか夢ってありますか?
稗田:ギラヴァンツ北九州が街のシンボルになって、どんどん街が活性化していって、「北九州に住みたいな」っていう街になってくれたら嬉しいですね!
甲木:ヒマワリ君の夢に向かって、皆さんも一緒にギラヴァンツ北九州を応援していきたいですね!
〇ゲスト:稗田光義さん(ギラヴァンツ北九州の熱烈サポーター・ヒマワリ君)
→永遠の77歳/性別:妖精/福岡県北九州市/好きな選手:小林伸二/ポジション:ゴール裏/好きな言葉:上を向いて歩こう
〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)
(西日本新聞社北九州本社)