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【ファンファン北九州#30】「住むなら北九州」移住コーディネーター 岩﨑克司さん<後編>

ゲストの岩﨑克司さん

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

Jターンって何ですか?

横山:先週、聞きそびれたことがありまして。関係ない人が来るのがIターン、故郷に戻るのがUターン。Jターンっておっしゃってたんですが、これは何でしょうか?

甲木:では、今日のゲストにお聞きしましょう。先週に引き続き、北九州市の移住コーディネーター 岩﨑克司さんをゲストにお迎えしお話を伺います。よろしくお願いします。

岩﨑:こんにちは。

最初に聞かれたのでお答えしますけれども、例えば東京に今住んでいて、地元が佐賀や大分や山口で、本当はUターンで地元に帰りたいけど田舎すぎて不便だから、その近くのちょっと大きな都会に住みたいということで横移動して戻ってくることをJターンと言います。

横山:ありがとうございました。

甲木:それがアルファベットの「J」ですね。

岩﨑:私も最初知らなかったです。

横山:でも、そういう方いらっしゃいますよね。

岩﨑:結構多いですよ。

なぜ移住コーディネーターに?

甲木:先週のお話の続きですが、なぜ移住コーディネーターになられたんでしょうか?何かコーディネーターになられたきっかけってありますか?

岩﨑:大学卒業して、入社したのがTOTOだったんですけど、実はほとんど50歳ぐらいまで北九州に戻ってきたことなく、引っ越しも13,4回くらいしてるんですね。(笑)57歳で先がちょっと見えてきたときに、このまま同じ会社にずっといて、私の人生面白いのかなと思い始めたんですよ。元来、じっとしているのが嫌いなタイプで。例えば、デスクワークするとか、休みの日に一日家にいて、テレビ観たり本読んだりというのは全然ダメな人で。

外に出て行って運動したり、いろんなことをやらないとダメな人なので。とにかく、まず動き回って、いろんな新しい体験をしていきたいなと思いまして。「もうこれで辞めてやろう」ということで、57歳できっぱり辞めて、その後「生涯現役夢追塾」というところに入ったのが縁で、今の仕事に繋がっています。

棚からぼた餅の意味って

岩﨑:少し話が飛びますが、自分のモットーは「常に前に前に動いていく」。ラグビーのように前に前にじゃないですが、それがモットーです。「棚からぼた餅」ってあるじゃないですか。これは受け売りなんですが、あの「棚からぼた餅」って待っていても棚からぼた餅は落ちてこない。落ちてくるぼた餅を取るには、いつも動いていろんな感覚を研ぎ澄ましていないと落ちてきたぼた餅はつかめませんよって。

甲木:えー!?そういうことなんですか?

岩﨑:僕は以前そう言われたんですよ。ものすごく感動してまして。何をやるにも、じっと待っていてもチャンスを見逃し、チャンスは来ない。でも、チャンスってどこでも転がっているので、前に前にいつでも好奇心を持って歩いて行けば、何か面白いものにぶち当たるっていうのが私のモットーなので。そうやってきたので、今こういう仕事をしているという感じですね。

甲木:受け身じゃなくて、自分から取りに行くですね。

岩﨑:受け身は嫌ですね。

人との繋がりや絆が大好き。最初の北九州の友人になろう

甲木:TOTOでは営業をされてたんですよね?

岩﨑:TOTOに入って35年ぐらい。最後の2年間だけは総務本部で渉外業務ということで、地元のいろんな方とお会いして、会社の社長や会長とかをご紹介して繋いだりということもありました。それ以外は全部営業で、そのうちの丸8年が国際事業部でした。その時に、台湾に駐在してました。

甲木:岩﨑さんのその案内上手なおしゃべりはその営業力からきていて、いろんな人にいろいろ繋いでって言われて紹介できる人脈は、やっぱり生涯で培った人脈なんですかね?

岩﨑:それって有難いですよね。でも、そういう人脈ができたということは、持って生まれた性格とかもあると思うので、それは親や周りに感謝しないといけないなと常に思っていますね。

甲木:なるほど。

岩﨑:そういう人との繋がりや絆とかが大好きなので、今の仕事も面白いし、お試しで来ていただいた人をご案内する時にいつも思っているのは、私が来ていただいた方の「最初の北九州の友人」になろうというのをキーワード・目的にしてます。

甲木:いいですね。最初の友達。

岩﨑:そういう感じで案内したり接していると、向こうもすごく感じてくれるんですよね。

甲木:それは本当に素晴らしい!広報大使というか、北九州の為に。

岩﨑さんが移住するなら…

甲木:そうやって皆さんに北九州市に移住することをおすすめしていますが、もし岩﨑さん自身がこれから先、どこかに移住するとしたら行ってみたいところってあります?

岩﨑:はい。ハワイ、ロンドン、台湾。

甲木・横山:(笑い)

甲木:そうなんですね。(笑)

岩﨑:ハワイは何にも考えなくて、ずっとぽけーっとするにはすごく良いですよ。(笑)

甲木:でも、ほら!だいたい活動的なことが好きっておっしゃってたじゃないですか。(笑)

岩﨑:最後最後!(笑)

甲木:おじいさんになってから?(笑)海を眺めて。

岩﨑:でも、ハワイに行った時もすごくアクティブに過ごしました。ハーレーとかね。ちょっと危ないですけど、ヘルメットを被らなくても乗れるので。

甲木:そうなんですか?

岩﨑:だから、風をすごく直接感じながら。

甲木:ハワイもロンドンも北九州市とはまた全然違いますもんね。

岩﨑:そうですね。ロンドンはすごい文化の塊ですもんね。自分のやりたいことや趣味と合わせるようなことが叶えられるところで、移住するとしたら移住したいですよね。ヨーロッパってそういう意味でいうと良いんですよ。美術館も博物館もいっぱいあるし。

横山:僕もやっぱり移住するなら台湾、ロンドン、ハワイかなと思いますね。

甲木:もう引っ越しする気持ちになってきた?

横山:もちろん北九州もですけど!

〇ゲスト:岩﨑克司さん(移住コーディネーター)

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、横山智徳(同)

(西日本新聞社北九州本社)

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