「コロナと戦う人たちを支えるために」北九州市が応援プロジェクト始動
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北九州市の北橋健治市長は、4月23日の定例会見で「市民から、寄附をしたいという申し出が増加したことから、みなさまからの応援の気持ちを受け付ける窓口としてクラウドファンディングを開始する」と発表。緊急事態宣言が解除された5月14日、ふるさと納税を利用し寄附を募る、新たなプロジェクトを新設しました。
プロジェクト名は「北九州市応援寄附金『コロナに負けない北九州の底力』あなたの想いがコロナと戦う人たちを支えます」とし、15日より受付を開始しています。
支援は「ふるさとチョイス」から
ふるさとチョイスの「ガバメントクラウドファンディング(※)」にプロジェクトページが公開されました。受け入れ期間は、5月15日から8月13日23時59分までのおよそ3か月間。目標額を5000万円としています。
※ガバメントクラウドファンディング
「ふるさとチョイス」がふるさと納税を活用して行うクラウドファンディングのこと。自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄附金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そののプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組みです。
寄附金は、医療や福祉関係者など、感染のリスクに不安を持ちながらも最前線で働いている人が使用する医療資材の購入と、営業自粛により深刻な影響を受けている宿泊業や飲食業などの事業者が感染予防対策を講じる際の支援に使われます。全額が新型コロナウイルス感染症対策への支援などに充てられる予定で、プロジェクトへの寄附に対する“お礼の品”はありません。
手続きはとても簡単
以前北九州ノコトで紹介した、ふるさと納税での寄附とほぼ同様のステップで手続きができます。使い道の選択をする必要がなく、必要項目を入力すれば、手続きが完了。後日、受領証明書が発行され、寄附金は寄附減額控除の対象になります。
北橋市長は、「新型コロナウイルスの感染拡大により、北九州でも、市民生活全般にこれまでにない不安と深刻な影響が生じています。そのような中、最前線の現場で働かれている医療・福祉関係者の方々、そして休業要請・協力等により、深刻な影響を受けている事業者の方々、こうした方々を支援するため、本プロジェクトを立ち上げました。是非とも皆様のお力を貸してください」とメッセージを送りました。
支援者からは「早く活気のある街に戻るよう希望します。使命感をもって活動している方々に感謝します」「私達の街のために、皆さんありがとうございます。みんなで一緒に良い街をつくりましょう!」など、医療従事者を激励するコメントが届いています。
(北九州ノコト編集部)