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北九州市在住のサラリーマン絵本作家・桑木良さん 初出版を目指しクラファン挑戦中

(アイキャッチ画像:桑木良さん)

北九州市在住のサラリーマン絵本作家・桑木 良さんが、環境問題を考える絵本の初出版に向け、クラウドファンディングに挑戦中です。

授かったわが子の誕生を機に絵本制作活動をスタート

北九州市でサラリーマンを続けながら、本業、子育て、作家活動を行っている桑木さん。作家活動をはじめたきっかけは、わが子の誕生だったと言います。

桑木さん夫婦は結婚して約9年間、子どもを授かることができませんでした。その9年という長い月日の間に、不妊治療や流産、そして一番辛かったこと『死産』を経験してきました。

「わが子を授かりたい!」という一心で、夫婦2人で力を合わせ、つらい不妊治療の挑戦を続けていましたが、死産を経験した時には生きる全ての希望を失ってしまい、心も体もボロボロで立ち上がることができなかったと話します。

「こんなにつらい思いばかりする世界なら、もう生きていたくない…」と夫婦2人で命を絶ってしまおうとさえ考えていた時期もあったと言いますが、この死産で失ってしまった子どもがいたという証を残していけるのは自分たち2人だけなのだと気持ちを改めたそう。

子どもを諦め、これからは夫婦2人で生きていこうと新しい人生を歩むことを決意した桑木さんでしたが、その矢先にまさかの「自然妊娠」という奇跡が訪れ、桑木さん夫婦は最愛のわが子を授かることができました。

桑木さん夫婦の元に奇跡的にやって来てくれた最愛のわが子の誕生がきっかけとなり、桑木さん自身が子どもたちへ伝えていきたいメッセージを込めた絵本の制作活動をスタートさせたのだと言います。

桑木さんのテーマは『世界の宝=子供=地球の未来』。世界中の子どもたちが1秒でも多く笑顔になれる環境作りを目指しながら、活動を行っています。

老若男女問わず、環境問題の重要性を楽しく学べる絵本『くじらのプウパ』

今回、桑木さんは絵本『くじらのプウパ』を出版したい!というプロジェクトを立ち上げ、クラファンに挑戦中ですが、この絵本『くじらのプウパ』には「わが子だけでなく、世界中の子どもたちがいつまでも笑顔でいられるよう、この美しい世界を残していきたい!」という桑木さんの想いが込められています。

イメージ画(下書き)

この絵本を通して、大人も子どもも一緒になって環境問題の重要性を楽しく学べるよう、ひらがな表記の分かりやすい絵本になる予定とのことです。

公害問題を克服してきた北九州市で生まれ育った自分だからこそ

地球環境改善という大きな問題は、これからの未来を担っていく子どもたちにとっても大きな課題となりますが、この大きな課題を子どもたちへうまく伝えきれていないと、子育てをしながら感じていると話す桑木さん。

子どもたちが親しみやすく、大人たちと一緒にふれ合うことのできる『絵本』を活用することで、大人も子どもも一緒に環境問題を考えるきっかけにできるのでは!と考え着いたと言います。元々、桑木さんの目標でもあった『子どもたちへ伝えたいメッセージを込めた絵本を出版する!』にも合致することから、初の絵本出版に向けて、動き始めたのです。

「世界を見渡して見ると『貧困に悩む子どもたち』『教育を受けられない子どもたち』『戦争に巻き込まれる子どもたち』など、私たちには想像もつかない環境で生きている子どもたちがたくさんいることに改めて気づかされました。まさに世界では『笑いたくても笑うことができない』子どもたちがまだまだたくさんいるのです」と桑木さん。「絵本には『無限の可能性』が秘められている。言葉や文字では伝えにくいメッセージを絵本という形で表現していくことで、子どもたちが受け入れやすく、そして大人も子どもも一緒に学びながら世界を変えていけると信じています」と話します。

「私は公害問題を克服してきた歴史のある街、北九州市で生まれ育つことができました。そんな私だからこそ、環境問題の改善へ向けて自分にできることを続けていこうと考えています」と、今後についても語ってくれました。

桑木さんのクラウドファンディングプロジェクト「【地球と子供たちの未来のために】絵本を通じて環境問題を伝えたい!」は、6月24日まで実施中です。

※2022年6月17日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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