折尾駅近くの高校生は冬になると「チョコレート」がもらえる?【北九州市八幡西区】
暑い時季に八幡西区折尾に登場した、折尾駅近くの高校に通う生徒たちを対象に「ジュース配り」をする人たち。
季節が変わり、今度は「チョコレート配り」として再び登場しました。
『チラシ』代わりにチョコでご挨拶
折尾駅近くの高校の校門でチョコレートを配っている人たちの正体は、九州共立大学や九州女子大学などへ通じる「学園大通り」から少し中に入ったところに建つ「大学受験のTG」の講師の皆さん。中間試験・期末試験後に配布することが恒例行事となっているそうで、今年はチョコレート配りを11月18日に自由ヶ丘高校で、11月28日に東筑高校の校門でそれぞれチョコの配布を行ったとのことです。
大手塾や予備校ではなく、八幡西区折尾に1教室だけある塾予備校で、40年間にわたり、近くの高校生・浪人生・中学生を指導しているため、「広範囲ではなく、地元の学生たちの目に留まるような範囲で生徒募集をしたかった」と「大学受験のTG」代表を務める櫻井進嗣さんは話します。
生徒募集の募集として真っ先に思いつくのがチラシの配布ですが、地元に密着した塾予備校ではのオリジナルのアイデアで勝負しなければと「大学受験のTG」では教室のすぐそばにある地元の東筑高校や自由ケ丘高校の生徒たちに喜ばれるものを配ろうと考えたとのこと。生徒の皆さんがもらって嬉しいものとして思いついたのが、夏場は冷たい缶ジュース、暑くない時季はチョコレートだったと言います。
『定期試験お疲れ様』の気持ちをチョコに込めて
「定期試験最終日の放課後、折尾駅近くの高校の正門前で『定期試験お疲れ様』の気持ちを込めて板チョコを配布しましたが、毎回好評でたくさんもらってくれます。今回も300個の在庫があっという間に無くなりました。生徒からは『板チョコ配ってる、凄い!』『いつもありがとう!』『勉強しにTGに行こうかな!』など喜んでもらえています」と櫻井さん。実際にチョコレート配りで同塾を知り、入塾した生徒もいるそうです。
「大学受験のTGはプロ講師が1対1の個人指導で受験生の疑問を解決していくことで、医学部や国公立大学、有名私立大学などへ毎年多くの生徒を合格させています。また、英語・数学・国語・理科各科目・社会各科目の主要科目から小論文・面接指導まで幅広く対応しています。だからこそ、きちんと通い続けたいと思ってもらえるような距離感が大切です。それは教室に通いやすいという物理的な距離もそうですし、この講師に習ってみたいという心理的な距離もそうです」と言い、どういった講師がいるのか知ってもらうために直接講師からジュースやチョコレートを生徒たちに手渡すという活動を続けているとのこと。
「地域密着型の塾・予備校だからこそ、地元の高校生を特に応援したいと考えています。試験が終わったらちょっとスイーツをもらえるというのは嬉しいじゃないですか。大量のジュースやチョコを高校の正門まで運ぶことは大変ですが、喜んでいる姿を見るとこちらも嬉しくなります」と櫻井さん。これからも地元の高校生たちに喜んでもらえるよう、缶ジュース・チョコの配布を続けていきたいとのことでした。
◆取材協力:「大学受験のTG」(北九州市八幡西区折尾3-1-14)
※2022年12月8日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)