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黒崎井筒屋が62年の歴史に幕 9月に「イオンタウン黒崎ショップ」をオープン

62年にわたり営業を続けてきた黒崎井筒屋は、8月17日に閉店しました。

黒崎井筒屋が入るクロサキメイトの管理者「株式会社メイト黒崎」は今年1月、破産手続き開始の申し立てを行い、井筒屋を含むテナントは8月末までに退去となると発表されていました。

62年の歴史に幕

クロサキメイトは1979年、そごう、ジャスコをメインテナントとして開店しました。99年にジャスコ、翌年にはそごうが撤退し、大通り沿いで営業していた井筒屋が2001年に移転。井筒屋は18年、閉店・撤退するとの発表を行いましたが、協議の結果、規模を縮小して営業を継続していました。

今年に入りクロサキメイトが破産の申請を行ったことで、井筒屋を含めた全てのテナントが閉店することとなりました。

営業最終日には多くの人に見送られながら、62年という歴史の幕を閉じました。

イオンタウン黒崎内にショップをオープン

井筒屋は9月1日、イオンタウン黒崎1階に「イオンタウン黒崎ショップ」をオープンする予定です。これまでの駅前とは違い、JR黒崎駅から約1キロ離れた場所となります。

同ショップのオープンについて同社は、「井筒屋らしさを追求し、百貨店ならではの上質なギフトを幅広くご提案いたします」としています。

なお、旧黒崎井筒屋2階の正面玄関に「お客様お問い合わせカウンター」が設置され、購入商品の問い合わせなどをすることが可能です。期間は8月18日から31日まで。受付は10時から19時となっています。

地元の人に愛され続けた黒崎井筒屋

営業最終日には、JR黒崎駅改札口前に「多くのお客さまのために、黒崎駅とともに歩み続けた62年間本当におつかれさまでした!そして、ありがとうございました!」とするメッセージボードが置かれました。JR黒崎駅社員から、井筒屋黒崎店の従業員への感謝の言葉だったようです。

(北九州ノコト編集部)

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