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映画「レッドシューズ」いよいよ先行上映!/映画監督 雑賀俊朗さん・俳優 朝比奈彩さん

(アイキャッチ画像:ゲストの雑賀俊朗さんと朝比奈彩さん)

役どころについて

甲木:ここからは役どころについて、お話しを伺いたいと思います。先ほども言われていました、大物のキャスティングが発表されるたびにプレッシャーだったとおっしゃっていましたけど、松下由樹さん、市原隼人さん、観月ありささんらと共演することで、勉強になった事や、自分が成長したなと思える瞬間はありましたか?

朝比奈:やはり、勉強になる事ばかりでしたね。佐々木希さんと感情がぶつかるシーンを取らせて頂いた時も、テイクを4、5回ぐらい重ねさせて頂き、私自身なかなか感情が爆発しなくて、台本を読んだときもそのシーンは、私もすごく思いがあったのでちゃんと演じたいと自分の中でプレッシャーを感じていて、どうしようかなー。全然感情が爆発しないなー。ってすごく悩んでた時に、監督に話しを聞いてもらおうと思い相談しました。そしたら監督が、完璧にしようとしなくていいよって、自分が真名美として感じることを、そのまま映像に残すというふうにしたいから、肩の力を下していいよって言って下さって、その次のカットで感情が爆発して、すごく良いシーンに繋がりました。それは共演者の方々を含め監督の言葉があったからこそ、そのシーンがすごく素敵なシーンになったなあっていう風に感じます。

雑賀:映画を見てもらうと分かるんですけど、佐々木希さんが額と額を付けたりとか、抱き合うんですけど、最初の台本にはそこまで書いてないんです。しかし何回もトライをしている朝比奈さんを見て苦しんでる真名美とリンクしちゃって、佐々木さんが思わず抱きしめてあげたいという気持ちになったというから、テイク4か5でOKが出ました。そこのシーンは、やっぱり前のテイクとは全く違うから、朝日奈さんの気持ちが爆発したのと、佐々木さんもそれを感じて思わず演じてしまったみたいなシーンが撮れたんですよね。そこは素晴らしい瞬間でしたね。

後藤:私は、そこのシーンが一番印象に残ってます。感情がすごく表れているなと思いました。

雑賀・朝比奈:ほんとですか。ありがとうございます。

甲木:やっぱり、そういうシーンは観客に伝わるんですね。

北九州で印象に残った景色

甲木:ところでロケを北九州各地でなさいましたけれども、北九州の印象など、ここの景色が好きだったという所はありましたか?

朝比奈:私は、若戸大橋がすごく好きです。今回撮影させていただいた時、まあ何度か行かせて頂いたんですけど、ワンシーンで夕日が落ちるタイミングで、シャドーボクシングを行なっているシーンを撮るときに、その夕日の落ち方とシャドーボクシングしている引きの絵がすごくかっこ良くて、こんなに素敵なロケーションの中、撮影させて頂いたんだっていうのは、映像を見た時もそうですし、その当時、撮影現場に行かせて頂いた時も、自然の香りがたくさんして、リフレッシュしながら撮影に挑めたなという印象がすごくあります。

雑賀:あと、若戸大橋は旦過市場とか堀川とまた違う意味合いがあって、レッドシューズっていう作品じゃないですか、北九州の街を東京からいろんなイメージをしてたんですけど、やっぱり赤い橋という意味で若戸大橋が浮かんだんですよね。レッドシューズという赤の印象を含めて、だからここをシンボルチックに撮っていこうっていうのは、映画のプランとしてありました。

甲木:確かに大事なシーンではありますし、若戸大橋は、ちょうど今年が開通60周年で重要文化財になりましたし、ほんとに素敵な場所で撮影されましたね。

朝比奈:そうなんですよ。すごく素敵だなと思いました。

注目してもらいたいシーンは?

後藤:注目シーンはたくさんあると思いますが、一番注目してもらいたい所はどんな所ですか?

朝比奈:そうですね。難しい質問ですが、ボクシング映画って女性からすると少し遠い存在という感じがすると思うんですけど、それでもいろんな目線が今回の映画の中にはあるので、女性にこそ是非、見て頂きたいと思います。シングルマザーの女性が不器用なんですけど試行錯誤しながら、全力で真っ直ぐに突き進んでるっていう姿を劇場で見て頂ければ嬉しいと思います。

甲木:北九州市も子育てしやすい街、日本一ですしね。

雑賀:ひとり親支援もねやってますね。そういう意味じゃ、ボクシングをなぜ私が好きなのかというと、ストイックなんですよね、スポーツの中でも凄くストイックで、今回の真名美もストイックなタイプで、今の時代でなかなか見ないストイックさをこの映画で見て頂きたいというのはあります。この作品は主人公がちょっと不器用で、それで真っ直ぐな性格で、どんどん壁にぶち当たっていく。さらに試合では何回もダウンして行くっていう、でもそのために立ち上がっていく姿をこの作品を通して作っているので、これは完成披露試写に来て頂いた旦過市場に関わっている方を含めて、今の自分たちと重なると思うんです。やっぱり火事になっても立ち上がらなければいけないということと、この映画の上映時期として一番いいなと思ったのはコロナでみんな痛んでいる、そこを今から立て直すんだっていう意味で、真名美の立ち上がる姿を見てもらって、自分たちに重ね合わせ、そこから一歩踏み出す勇気がこの映画で感じていただければ、すごく嬉しいと思っています。

甲木:ありがとうございます。今回は北九州市出身の雑賀俊朗監督と映画「レッドシューズ」主演女優の、朝比奈彩さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。

雑賀・朝比奈:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:雑賀俊朗さん(北九州市出身 映画監督) 朝比奈彩さん (映画 「レッドシューズ」 主演女優)

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、後藤希(同)

(西日本新聞北九州本社)

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