遊んで学べる歴史スポット「門司電気通信レトロ館」【北九州市門司区】

門司に電話の歴史が無料で学べる施設があるのを知っていますか。

JR門司港駅からは徒歩10分ぐらいで、目印は灯台のような赤い公衆電話ボックス。昭和レトロな雰囲気を感じることができる「門司電気通信レトロ館」です。

電話に特別な興味がない人も、逆に専門的な知識を持っている人も、どちらも楽しめる施設です。

日本初の電話機や歴代の公衆電話・携帯電話・ポケベルなどで当時を学べる

館内の展示コーナーは、日本初の電話機や、今は漫画やアニメでしか見ることがない形の電話機が歴史とともに紹介されています。

歴代の公衆電話はカラフルで見ているだけでもワクワクします。

もちろん、一番最近の通信機器であるスマートフォンも、懐かしいと感じるポケットベルや携帯電話とともに展示されています。

体験コーナーも充実 注目は「公衆電話の掛け方」と「災害用伝言ダイヤル171の使い方」

体験コーナーも充実していて、ダイヤル式の電話の掛け方を学んだり、交換機の仕組みを見ることができたり、モールス信号を打ってみたり、すべてが貴重な体験ばかりです。

モールス信号を打ってみましたが、「トン」と「ツー」のリズムの組み合わせというだけなのにとても難しい!

伝えることも難しければ、解読するのはもっと難しいと思うと、それを仕事にしていた人への尊敬の気持ちが湧いてきます。

体験コーナーで今知っておいてほしいのが、「公衆電話の掛け方」と「災害用伝言ダイヤル171の使い方」です。

地震などの災害時は電話などの通信がつながりにくくなります。公衆電話の通信は優先的に取り扱われるため、一度使ってみることでいざというときに役に立つのです。

門司で初めての鉄筋コンクリート建造物

門司電気通信レトロ館の建物は来年2024年に100年を迎えます。

当時の電話交換機という大きくて重い機械をたくさん稼働させるために、とても頑丈に作られていて地震にも強い建物で、かどがないというのも特徴。外から見ても美しい曲線が確認できます。

門司で初めての鉄筋コンクリート造りの建物で、建物としての魅力もあるため、建物マニアでなくてももっと知りたくなります。

来館記念のストラップがかわいい

「関門海峡ミュージアム」有料展示エリアのチケット、「みなとオアシス門司港レンタサイクル」の自転車の鍵、「出光美術館」のチケット半券、「門司港レトロクルーズ船」「関門海峡クルージング」の乗船スタンプのいずれかを提示すると、門司電気通信レトロ館オリジナルストラップが1人ひとつもらえます。

レトロ電話のストラップは全部で3種類あり、全部集めたくなるかわいさです。

詳細は「門司電気通信レトロ館」ホームページで見ることができます。

■住所/北九州市門司区浜町4-1
■開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
■入館料/無料
■休館日/月曜(月曜が祝日の場合は翌平日)、年末年始
■駐車場/乗用車4台程度、バス2台(要予約)

※2023年2月18日現在の情報です

(ライター・にわかなみ)

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