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北九州都市圏域エリアでおすすめの「イチゴ」スポット3選【みやこ町・上毛町・築上町】

(アイキャッチ画像は「いのうえいちご」)

北九州市と近隣の17市町(直方市、行橋市、豊前市、中間市、宮若市、芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町、小竹町、鞍手町、香春町、苅田町、みやこ町、吉富町、上毛町、築上町)の合計18市町が連携し、形成している「北九州都市圏域」。遊ぶ場所・見る場所・食べる場所が数多く揃う魅力あふれるエリアです。

フルーツの収穫と聞くと、どうしても県南部のイメージがありますが、実は北九州都市圏域エリアにもフルーツの収穫ができる場所がたくさんあります。

その中から今回は「イチゴ」に絞り、旬を迎えたイチゴをいろいろな方法で楽しめるスポットを3カ所紹介。いずれも北九州市内から行きやすく、日帰りのドライブにもピッタリなところばかりです。

【みやこ町】いのうえいちご

東九州自動車道「行橋IC」から車で約10分の場所にあるのが、イチゴ摘み農園「いのうえいちご」です。行橋ICを出て、飯塚・田川方面へ国道201号を進み、「黒田橋」交差点から左へ曲がると見えてくるイチゴが描かれた大きなタンクが目印。晴れた日には農園から平尾台も見えます。

「いのうえいちご」は、イチゴの収穫体験『イチゴ摘み』が楽しめる観光農園。「よつぼし」「あまおう」「紅ほっぺ」「かおり野」「スターナイト」「すず」「はるひ」の7品種のイチゴを栽培しています。イチゴは量り売りスタイルで、100グラム(4~5粒程度)280円、箱代(1個)150円となっています。

7品種ものイチゴがあるため、収穫後にどのイチゴが何の品種だったか分からなくなったということがないよう、それぞれの栽培エリアにイチゴの品種が書かれたミニシールを用意。

パックの中にティッシュで区切りをつけ、シールを貼っておけば後から分かりやすく、一粒一粒をじっくりと味わいつつ、イチゴの食べ比べをする時にも便利です。

「農業を通じて人々の命のつむぎに貢献する」という思いで、育成環境にこだわり、育てているというイチゴはいずれもツヤツヤで果汁たっぷり。品種ごとにそれぞれのおいしさがあるとのことですが、7品種のうち、特に人気が高いのは「スターナイト」「よつぼし」だそう。リピーターが多いという同農園では、初めて来た時に全品種を味わい、お気に入りを見つけた2年目からはお目当てのイチゴをメインに収穫する人がほとんどだと言います。

「子どもに収穫体験をさせてあげたい」という園主・井上さんの思いから、上下2段式の高設栽培を行っているため、小さな子どもも手が届く高さでイチゴを摘みやすいのも同園の人気の理由の一つです。品種ごとの特徴と「甘み」「コク」「酸味」が一目で分かるようにしてくれているので、イチゴを選ぶ時に分かりやすくていいですね。小さなハサミが用意されていたり、ハウス内にハカリが設置されていたりする気遣いも嬉しいです。

『いちご摘み』は完全予約制で、一度に5組までの入場制限あり。また、新型コロナ対策の一つとして「ドライブスルー」も実施。30分前までの予約で、摘みたてのイチゴをパックに詰めて準備しておいてもらえるとのことです。
最新情報は「いのうえいちご」インスタグラムで確認できます。

■住所/福岡県京都郡みやこ町勝山上田262-1
■営業日時/水曜・土曜・日曜の9:00~16:00
■駐車場/あり

【上毛町】RANRAN FARM(らんらんふぁーむ)

東九州自動車道「豊前IC」から車で約6分、豊前バイパス(国道10号線)沿いにある「RANRAN FARM(らんらんふぁーむ)」では、イチゴ狩りと直売を行っています。

10号線から入ってすぐの坂道を上った先には、大きなイチゴの看板が出迎えてくれます。その奥にあるハウスで栽培されているのは「あまおう」と「よつぼし」です。

甘いイチゴの香りが広がるハウスに入ると、「あまおう」と「よつぼし」のレーンがあり、レーンの奥までしっかりと大粒でつやつや光る濃厚な甘さのイチゴが実っています。

イチゴ狩りの場合はどちらの品種のイチゴも収穫できるよう、グループごとにレーンを振り分けているとのこと。制限時間は40分で、その間は決められた範囲内のイチゴが食べ放題! イチゴのヘタを入れる紙コップと、それを首から下げるための長い紐の用意があるので、両手が使いやすく、イチゴが採りやすいと好評。また、高設栽培なので腰をかがめずにイチゴを摘むことができます。

イチゴ狩りの料金はシーズンで変わり、3月~5月は大人1500円、小学生1000円、3歳以上700円となっています。オプションとして練乳チューブ(350円)も用意。ハウス内にはテーブルとイスも設置されているので、ゆっくり座って制限時間いっぱい、おいしいイチゴを味わいたいですね。

自分たちでイチゴを選んで収穫して持ち帰りたいという人は、イチゴの持ち帰りのみも可能で、その場合は入園料200円、イチゴ100グラム200~300円。採れたてのあまおうのパック販売もあるので、購入のみもOKです。

また、らんらんふぁーむ園主・蘭(あららぎ)さんがウェディング撮影などを行うカメラマンとしても活動しており、「自分にしかできないことをサービスできたら」という思いからスタートした「撮影プラン」(イチゴ狩り+1グループ5000円)も特長の一つ。写真コースと動画コースの2コースがあり、イチゴ狩りの様子を自分たちでは撮影できないような写真や動画でプロカメラマンである園主に撮ってもらえるので、子どもの誕生日やカップルの記念日に思い出づくりとして利用してほしいとのことです。

最新情報は「らんらんふぁーむ」ホームページで確認できます。看板ヤギの「くりお」「あんこ」「しらたま」も待っていてくれますよ。

写真上が「くりお」、左下が「あんこ」、右下が「しらたま」

■住所/福岡県築上郡上毛町吉岡609‐1
■営業時間/10:00~15:00 ※土曜・日曜は17:00まで
■定休日/月曜
■駐車場/あり

【築上町】エースいちご

東九州自動車道「椎田南IC」から車で5分ほどの場所のイチゴ農園「エースいちご」。「築上町にいちごを通じて元気を与え続け貢献したい」との思いから、築上町にあるハウスで「あまおう」と「よつぼし」の2品種のイチゴを土耕栽培。

写真提供/エースいちご

その日の朝に収穫し、隣接する作業場で新鮮なままパック詰めを行い、エースいちごが「道の駅 豊前おこしかけ」で2021年5月から営んでいる「農園カフェ FanFare」や「物産館メタセの杜」(福岡県築上郡築上町弓の師765)で販売しています。

写真提供/エースいちご

朝摘みにこだわる理由を尋ねると、昼間に太陽光を浴びて作られた栄養が夜の間に巡り、朝方には実がパンパンに膨らみ、ツヤとハリのあるイチゴが収穫できるからとのこと。完熟のイチゴのみを収穫しているので、店頭に並んでいる状態が既に食べ頃です。

「農園カフェ FanFare」店長の吉岡未恵さん

この完熟イチゴを購入できるだけでなく、スイーツやドリンクとして楽しめるのが「農園カフェ FanFare」。大粒のフレッシュイチゴと手作りイチゴソース&オレオクッキーをブレンドしたクリームをふんわり食パンで挟んだ「プレミアムサンド」(518円)をはじめ、「いちごパフェプレミアム」(1296円)、アイスクリームが入っていない「いちごパフェハーフ」(800円)などがラインアップ。サンド以外のスイーツは注文後にイチゴをカットして作っていくので、つくりたてを楽しめます。

また、「食べるあまグルト」「食べるあまミルク」(各594円)もリピーターの多い人気商品だそうです。

また、規格外のイチゴを無駄にせず、おいしく食べてもらいたいとの思いから加工品にも力を入れている同社。完熟のあまおうを使った「エースいちごのあまおうジャム」には、地元の特産品である柚子の果汁を使用。イチゴそのものの甘さを感じてほしいと、グラニュー糖の使用量を抑えているとのこと。このジャムをベースにした「あまおうジャムバター」は、令和4年度「ふくおか6次化商品セレクション」で審査委員特別賞を受賞したばかりです。

写真左から「プレミアムサンド」「食べるあまグルト」「あまおうジャムバター」

最新情報は「エースいちご」インスタグラムで確認できます。

■住所/農園カフェ FanFare=福岡県豊前市大字四郎丸1041-1「道の駅 豊前おこしかけ」内 作業場=福岡県築上郡築上町有安97-1
■農園カフェ営業時間/10:00〜16:00 ※売り切れ次第閉店
■農園カフェ定休日/火曜・水曜・木曜
■駐車場/あり

※2023年2月28日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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