「魚町銀店街SDGs café online」開催 6日間連続で動画配信

(写真は「魚町銀天街」SDGsプロジェクトメンバーの皆さん)

2018(平成30)年に日本初の「SDGs(※)商店街」を宣言し、月に1度SDGsイベントを実施してきた小倉北区の「魚町銀天街」。コロナ禍でイベントを行うことが難しい状況の中でも、SDGsに対する魚町銀天街の取り組みや、商店街とSDGsの可能性などをもっと多くの人に知ってもらいたいとの思いから、「魚町銀天街SDGs cafe online」が開催されることになりました。

2月4日~9日の6日間、SDGsに関するバラエティーに富んだ内容の動画(ゲストトーク7本、商店街商店主トーク4本、魚町銀店街SDGsプロジェクトメンバーによるワークショップ5本、魚町銀天街街歩き動画1本)が、YouTube魚町銀天街チャンネルで毎日配信されます(内容は日替わり)。

※SDGs= Sustainable Development Goalsの略称。国連が2030年までに達成をめざす「持続可能な開発目標」のことで、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています

「銀天街」発祥の地、日本初「SDGs商店街」として知られる「魚町銀天街」

「銀天街(アーケード商店街)」発祥の地として知られる魚町銀天街は、江戸時代に魚町・京町に建ち並んだ商家が起源とされています。魚町には呉服店や履物店が多かったため、1930(昭和5)年頃には小倉のファッションの中心地として栄えていたといいます。

1950年(昭和25)年頃、商店街あげての大売り出し日に雨が降り、お客さんが商店街を通り過ぎ、デパートへ向かったことに危機感を抱いた店主たちが、「雨の降らない街を作る」ことを目指し、「アーケード」工事に着工。1951(昭和26)年10月、日本初のアーケードが完成。“銀の天井に輝く街”を意味する「銀天街」と命名され、全国に銀天街という名称が広まったといわれています。

2018年には日本初の「SDGs商店街」を宣言し、既存の社会貢献事業をSDGsに落とし込み、その情報発信と新たにSDGsの理解を深めるSDGsイベントを月に1度、魚町銀天街で実施。その取り組みが認められ、2019(令和1)年12月には第3回「ジャパンSDGsアワード」本部長(内閣総理大臣)表彰に選ばれました。

受賞を励みに、更なるSDGsに寄与する活動を続けた結果、2020(令和2)年6月に行われた魚町銀天街SDGs認知度調査では「SDGsを知っている」が54%を記録するなど、着実に成果をあげています。

メイン企画はスペシャリスト7人と語り合う「ライブトーク」

「魚町銀天街SDGs cafe online」メイン企画の「魚町銀天街SDGsライブトーク」は、NPO法人「SDGs Spiral」代表・森川妙さんがプロデュース。商店街とSDGsの可能性について、7人のスペシャリストと語り合います。

ライブトークのゲストは以下の通り。
◆2月4日(木)18:00~19:30/佐藤真久さん(東京都市大学大学院 環境情報学研究科・教授)
◆2月5日(金)18:30~20:00/ 澤克彦さん(九州環境地域づくり 代表理事・九州地方環境パートナーシップオフィスコーディネーター)
◆2月6日(土)14:00~15:30/田瀬和夫さん(SDGsパートナーズ代表取締役CEO)
◆2月6日(土)18:30~20:00/ケンタロ・オノさん(日本キリバス協会代表理事・前キリバス共和国名誉領事 大使顧問)
◆2月7日(日)18:30~20:00/高木超さん(SDGs-SWY 共同代表)
◆2月8日(月)18:30~20:00/歌川たいじさん(小説家・漫画家・ブロガー)
◆2月9日(火)18:30~20:00/岩元美智彦さん(日本環境設計株式会社・取締役会長)

ワークショップなどの配信イベントも実施

このほか、「魚町銀天街商店主による魚町銀天街 SDGs ニュース」(ライブトーク形式)、「魚町銀天街 SDGs プロジェクトチャレンジ」(ワークショップ形式)といった配信イベントも行われます。

「魚町銀天街 SDGs プロジェクトチャレンジ」では、魚町銀天街SDGsプロジェクトメンバーが過去の名ワークショップを再現するとのこと。実施予定ワークショップは、「広告バナーでエコバック作り」(2月6日16:00から)、「昆虫食試食体験」(2月7日16:00から)、「電気廃材リサイクルチャレンジ」(2月8日16:00から)です。

詳細情報は、魚町銀天街SDGsホームページ(https://sdgs.uomachi.or.jp/)、FACEBOOK特設ページ(https://www.facebook.com/uomachi/)、Instagram(@uomachi_ginten_gai)などで発信されます。

(北九州ノコト編集部)

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