出光美術館・門司でユーモアあふれる江戸絵画「仙厓の時代」開催【北九州市門司区】
出光美術館・門司(北九州市門司区東港町2-3)で11月15日~12月22日の期間、展覧会「仙厓の時代―江戸絵画の愉しみ」が開催されます。
描く愉しみに満ちた江戸時代の絵画
日本最初の禅寺である博多聖福寺の住職を勤めた、仙厓義梵(1750-1837)は、ユーモアにあふれた洒脱・飄逸な「禅画」を描いたことで知られています。人々はこぞって仙厓さんの絵を求め庵を訪ねる人は後を絶たなかったと伝わります。
仙厓の活躍した時期は、上方では円山応挙、江戸では喜多川歌麿や酒井抱一、また田能村竹田などの文人が活躍した、町人文化の全盛期でもありました。
同展では、そうした描く愉しみに満ちた江戸時代の絵画を見ることができます。
人々が愛した“仙厓さんらしい”絵の数々
展覧会「仙厓の時代―江戸絵画の愉しみ」は、3つの構成からなっています。
第1章「仙厓さんの描いた絵」では人々が愛した仙厓さんらしい絵を紹介。また第2章「仙厓さんの禅の“なにやら”」では、仙厓さんの絵に込められた禅のおしえや悟りのようすを見ることができます。
第3章「仙厓の時代―仙厓さんと同時代の画家たち」ではさまざまな江戸時代の絵画を取り上げています。江戸時代も後期になると、町中の庶民まで絵を楽しむようになっていました。庶民でも手に入れることができた浮世絵はその代表といえます。
詳細は、出光美術館 門司のホームページで見ることができます。
■開館時間/午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日/毎週月曜日(月曜日が祝日および振替休日の場合は開館)年末年始、展示替期間
■入館料/一般700円 高・大生500円 中学生以下無料
※2024年11月11日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)