【新型コロナ／北九州】便乗した悪質商法が増加　市が注意喚起

（写真はイメージ／画像提供：フリー素材のぱくたそ）

福岡県内で、新型コロナに関連する詐欺が相次いでいます。
インターネットの通販サイトでマスクや消毒液、除菌スプレーなどを購入したものの商品が届かないなどの被害や、売り上げが落ちている会社に融資するといった不審な電話があるようです。

独立行政法人国民生活センターに寄せられた事例をいくつかご紹介します。

引用：独立行政法人 国民生活センター

独立行政法人国民生活センターによると、30～80代まで幅広い年代の人から相談がきているようです。自分は大丈夫という方も、家族や友人に注意喚起していくことで、被害を未然に防ぐきっかけになります。

SNSの書き込み投稿、チラシの内容はしっかり確認する必要があります。フィッシングサイトの可能性があり、氏名、住所だけでなくクレジットカード番号が不正に取得されてしまうことが考えられます。
また、新型コロナウイルスが水道水に混ざっているということは、これまで確認されていません。根拠のない話は聞き入れないようにしましょう。
なりすましや、オレオレ詐欺などの相談も寄せられているようです。少しでも不審に思ったら、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。

北九州市内でも発生　市は注意喚起

北九州市は、具体的事例を挙げながら注意喚起をしています。

・心当たりのない送信元から怪しいメールやSMSが届いても、反応しない
・新型コロナウイルスに便乗した悪質な勧誘を行う業者には耳を貸さない
・口座情報や暗証番号などの個人情報は教えない
・市役所などの行政機関の職員を名乗るあやしい電話はすぐに切る
・「行政から委託を受けている」と言って自宅を訪問しようとする業者からの電話には応じない
・不審に思った場合や、トラブルにあった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談する

消費生活センター窓口は各区にあり、原則「在住の方」の相談を受け付けています。新型コロナ感染拡大防止のため、5月6日まで各相談窓口の体制を縮小する予定とのことです。直接窓口へ訪問することは控え、電話、または郵送での相談を検討しましょう。

（北九州ノコト編集部）

■北九州市内の消費生活センター

※祝・年末年始は除く