山田緑地で4月11日に自然観察イベント「もりの観察会」が開催

4月11日（日）に、山田緑地（北九州市小倉北区山田町）で「もりの観察会」が開催されます。

「植物班」「野鳥班」「親子班」のうち1つの班を選び、班別でガイドと一緒に園内を散策するイベントです。山田緑地に生息する動植物を、ガイドの説明を受けながら観察できます。

多種多様な生物が住む山田緑地

小倉北区南西部にある山田緑地は約140ヘクタールの広い公園です。1995年にオープンしたこの公園は、開園当時で植物が528種、昆虫が約1400種、野鳥が108種、哺乳類が17種、両生類・爬虫類が21種、魚類が7種と、多種多様な生物のすみかになっています。

山田緑地には来園者が自由に過ごし利用できる約40ヘクタールの「利用区域」以外に、「保全区域」「保護区域」と呼ばれるエリアが存在。このエリアは、自然環境保護が優先されるエリアです。このように豊かな自然が守られている山田緑地は、北九州市の自然環境学習の場として活用されています。

毎月1回の定期開催「もりの観察会」は親子参加も可能

その中でも「もりの観察会」は、定期開催されているイベントです。今年から毎月第2日曜日に開催されます。3班のうち「植物班」「野鳥班」はそれぞれ園内の植物や野鳥を中心に観察。また、その他の生き物全般についてもガイドが紹介してくれます。昆虫や両生類などを観察することも可能です。

「親子班」はその名のとおり親子で参加可能な班です。この班の特徴は、子どもの歩くスピードに合わせて園内を散策できること。「植物班」「野鳥班」のように園内の植物や野鳥を観察することはもちろん、ガイドが捕まえた昆虫に触ることもできます。また、ガイドから自然の遊びの伝授もあり、親子で五感を使って楽しめる内容です。

意向によって「植物班」「野鳥班」に加わることもできます。小さな子ども連れやベビーカー利用者も参加可能です。

（ライター・前原麻耶）