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戸畑あやめ公園で「戸畑あやめまつり」 バザーや抽選会など【北九州市戸畑区】

(アイキャッチ画像:過去の様子)

5月7日午前10時~正午、「戸畑あやめ公園」(戸畑区西大谷2-4)にて「戸畑あやめまつり」が開催されます。

バザーやアトラクション、抽選会など

餅や手作りもろみなどを販売するバザーをはじめ、アトラクション(フルート&ピアノ、フラダンス)、中学生以上先着250人に四季の花苗のプレゼントや小学生以下の子どもにはお菓子(先着50セット)プレゼントなどを実施。

また、可憐な「戸畑あやめ」20鉢が当たる抽選会(整理券は会場で午前11時40分頃から配布)が実施される予定です

雨天時は大谷市民センターで開催予定。

伝説の花「戸畑あやめ」とは

5月上・中旬にかけて咲く「戸畑あやめ」。学名は「Iris sanguinea var.tobataensis(イリス サングィネア バラエティー トバタエンシス)」です。

草丈が10センチから15センチくらいになりますが、普通のあやめと比較してずっと小型です。花茎は短く、葉丈より低く花が咲き、花色は紫、まれに白が出るとのこと。また、花が終わると、葉丈が30センチ程に長く伸びるのも大きな特徴です。

かつて、戸畑に自生していた地域(現在の土取から金毘羅まで)の名前を取って、「小澤見野の小杜若(コゾミノノコカキツバタ)」と呼ばれていました。

明治末期まで戸畑の原野にのみ自生し、その後絶滅したと考えられてきましたが、昭和33年に、区内の農園で栽培されていたことがわかり、その後、地域の人々によって保存・普及活動が進められてきた「伝説の花」です。

平成2年に開催された大阪花の万博「郷土の花部門」では銅賞を受賞。また、平成21年度に国立科学博物館から発表された論文により、日本の固有あやめの1新変種として、「戸畑」にちなんだ学名がつき、和名も「トバタアヤメ」と命名されました。

※2023年4月25日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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