北九州市立高校の生徒が<1日レストラン>開店 実際に行ってみた【北九州市八幡東区】
今年2月、ココクル平野(北九州市八幡東区平野1-3-2)で開催された「CURACIAN(クラシオン)〜高校生レストラン~」。北九州市立高校情報ビジネス科2年生の起業家発掘プロジェクト(課題研究R&D)の活動として行われたイベントです。
高校生が運営する“1日レストラン”を実際に体験してきました。
高校生が内容を考え、調理・提供・運営し<1日レストランを開店>
同イベントでは高校生が内容を考え、調理・提供・運営し、地元企業の大英産業株式会社とのコラボレーションのもと、1日レストランを開店しました。
開店時間より前からお客様が来店し、みなさん美味しそうに食べていました。
奥の厨房では高校生たちが忙しそうに働いています。調理や配膳、レジなどそれぞれ業務を分担し、明るくハキハキと取り組んでいました。
今回は「トマトの恩返しカレーのセット」を注文。トマトの味をしっかり味わえるカレーで、適度に酸味があり、辛口が苦手な筆者ですが食べられるくらいの辛さでした。
また、コンセプトは“学校給食”とのことで、ビン牛乳がついており懐かしさを感じました。
地元企業の活動周知や農家が抱えた問題の解決を目指す
このレストランは、高校生ならではの想像力と行動力を活かし、地元食材を使用した料理の提供や地域の課題を解決していこうとする取り組みです。昨年の夏、高校3年生とともにプロジェクトがスタートし、九州栄養福祉大学の先生に調理のアドバイスももらったのだそう。
筆者の注文した「トマトの恩返しカレー」は、若松区の響灘菜園で年間100トン廃棄される規格外のトマトを利用し、九州栄養福祉大学と西日本工業大学、株式会社マル商、子ども食堂ネットワーク北九州、岡崎デザインがコラボレーションして作られたものです。そういったメニューを提供することで、地元企業の活動周知や農家が抱えた問題の解決を目指しています。
この他にも、起業家発掘プロジェクト(課題研究R&D)として、さまざまなイベントに取り組んでいます。
今後は、北九州市立高校地元の商店街と協力し、高校生のための居場所を作る活動も行って行くとのこと。これからの活動も楽しみですね。
※2024年3月15日現在の情報です
(ライター・Hanako Sakura)