熊本発・黒酢チキン南蛮定食「たかもとや」 北九州市内に2店舗目をオープン【北九州市小倉北区】
今年3月1日、小倉駅前にある商業施設「セントシティ」内に黒酢チキン南蛮定食専門店「たかもとや」がオープンしました。11階のグルメフロアの店舗と、地下1階のテイクアウト専門店の同時出店です。
熊本市で2017年に誕生した「たかもとや」。その店の味に魅せられたオーナーが、北九州市小倉南区にフランチャイズで初出店させたのは2021年のことです。
それから3年経った今春、北九州市内2店舗目をセントシティに開店しました。オーナーの本村さんに北九州市で開業した経緯や思い、「たかもとや」の魅力を伺いました。
熊本で出会った感動の黒酢チキン南蛮定食
オーナーの本村さんが「たかもとや」に出会ったのは2020年のこと。それまでも飲食店で働いていた本村さん。ある時、元同僚が「たかもとや」の副社長に就いたことを知り、会いに行ったことがきっかけでした。熊本市植木町にある本店で看板メニューの「黒酢チキン南蛮定食」を食べてとても感動したといいます。
「たかもとや」はフランチャイズオーナーを募集しており、ちょうど本村さんが飲食業で独立を考えていた時期で、郷土の北九州市で「たかもとや」を出店したい!と思ったそうです。「たかもとや」創業者である髙本さんが10年かけて全国の名店でチキン南蛮を食べ歩き、究極のチキン南蛮を開発したという「黒酢チキン南蛮定食」。一緒に盛り上げて欲しいという願いで設けたフランチャイズオーナー制度で、両者の思いがピタッと合ったようです。
本村さんは、すぐに店舗の場所を探したそう。当初、若松区や八幡西区で駐車場が広くとれる路面店を考えていたものの、思うように見つからず。小倉南区朽網西にある「うまいもん市場」という飲食店などが並ぶ場所に縁があり、「たかもとや小倉東店」を開店しました。
駐車場が広くて気に入ったそうですが、店舗の位置が敷地内の奥まった所だったため、道路から目立たず開店後しばらくは苦戦したそう。少しずつ地元の人々などに支持をされるようになり、今ではすっかり人気店へと成長しました。
筆者も胃袋をつかまれた一人です。
ニューオープン「たかもとや セントシティ店」への思い
いわゆる「デパ地下」に出店したいと思っていたという本村さんはテイクアウトにも力を入れるべく、セントシティに出店することにしたとのこと。11階のグルメ階ではイートインで同時出店しています。
地下では定番の弁当以外におかずだけの販売もあり、昼食の足しや夕食づくりにも幅広く利用できそう。中でも筆者が気になったのは、チキン南蛮が入ったサンドやバーガーなどの「パン系」と「焼きうどん」。テイクアウト専門ならではのラインナップに興味津々です。
11階の店舗は大きな看板がとても目立っていました。魅力を届けたいという熱意が感じられます。ごはんに味噌汁、タルタルがおかわり自由とは……なんと嬉しいことでしょう!
一番人気はやはり看板メニューでもある「黒酢チキン南蛮定食」とのこと。
同店は前払い制の為、入店後すぐ入り口にあるレジコーナーで、メニューを選んで精算します。店内はカウンター席がなく、テーブル席のみです。
壁には、お店が推奨するおススメの食べ方やアドバイスが大きく書かれていました。
まずは、タルタルをいきなりかけずに、米粉を使用して揚げたカリカリでサクサクのチキン南蛮と甘酸っぱい黒酢タレとのハーモニーを堪能してほしい!とのこと。ついタルタルをすぐにかけてしまいそうになりますが……一旦我慢!あとから味変を楽しみます。