いのちのたび博物館で特別展「名刀『博多藤四郎』の輝き」1月2日よりスタート
(写真提供:いのちのたび博物館)
2021年1月2日(土)から2月14日(日)まで、北九州市立いのちのたび博物館で、冬の特別展「名刀『博多藤四郎』の輝き -戦国時代を生き抜いた武士の絆-」が始まります。
展覧会では、福岡藩2代藩主・黒田忠之が小倉藩初代藩主・小笠原忠真に送ったとされる粟田口吉光作の短刀「博多藤四郎」(国指定重要文化財)が、ゆかりの地である北九州市で初公開されます。
武器としての刀ではない役割とは
今展は、「博多藤四郎」を軸として、「戦国」を勝ち抜いたカリスマ的な初代藩主の跡を継いだ黒田忠之ら2代目藩主が「ポスト戦国」の課題をどのように解決し、藩政を確立したのか明らかにします。また、刀という武具の特性と多様な意味・役割を検証し、武士のあり方とその変化を考えます。
福岡藩(黒田家)と小倉藩(小笠原家)を中心に、第1幕「戦国次世代の挑戦」、第2幕「『博多藤四郎』と仲間たち」の2部構成で、肖像画や甲冑、刀など、約100点が展示されます。
注目は、吉光作の名刀3口の揃い踏み。小笠原家と黒田家を結んだ「博多藤四郎」に加え、柳河藩主立花家の先祖が足利尊氏から拝領したと伝えられる刀(国宝)、旧犬山藩主成瀬家が澄宮(のちの三笠宮)に献上した刀(旧重要美術品)を一堂に展示し、当時を振り返ります。
関連イベント講演会「大名道具のなかの刀剣」
その他、関連イベントとして「立花家資料館」館長の植野かおりさんによる講演会も開催予定です。
◆講演会「大名道具のなかの刀剣」
1月16日(土)午後1時30分~午後3時30分。講師は「立花家資料館」館長の植野かおりさん。参加費は無料(特別展入場券が必要)。定員80人(事前申込制)。申し込みはこちらから。1月6日(水)締切。
自然と人間のいのちの歩みを壮大なスケールで展示「いのちのたび博物館」
スペースワールド駅から徒歩5分の場所にある、北九州市立自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」。自然と人間のいのちの歩みを46億年前の地球誕生から壮大なスケールで展示し、その展示件数は西日本最大級といいます。「いのちのたび」というネーミングがぴったりの学びながら楽しめる文化施設で、大人も子どもも楽しいエンターテインメントが充実しています。
冬の特別展 概要
冬の特別展の概要は以下の通り。
展覧会名 | 名刀「博多藤四郎」の輝き -戦国時代を生き抜いた武士の絆- |
開催日時 | 2021年1月2日(土)〜2月14日(日)午前9時〜午後5時 ※入館は午後4時30分まで |
会場 | 北九州市立自然史・歴史博物館 いのちのたび博物館(北九州市八幡東区東田2-4-1) |
休館日 | 会期中無休 |
入場料 | 大人600円、高・大生300円、小・中生100円 ※入館にはWeb事前予約が必要 |
駐車場 | 普通車30分/100円(4時間以上は1日最大800円)、中・大型車30分/250円(4時間以上は1日最大2000円) |
問い合わせ | TEL093-681-1011 |
(北九州ノコト編集部)