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【櫓山荘公園】小倉の文化サロン・櫓山荘跡地を整備 <大正モダン>感じる公園(北九州市小倉北区)

(アイキャッチ画像:櫓山荘公園)

北九州市小倉北区中井浜の国道199号線沿い、「業務スーパー小倉西港店」のすぐ横に公園があるのを知っていますか?

それが「櫓山荘(ろざんそう)公園」。大正中期から昭和初期にかけ文化人のサロンとして親しまれ、女性俳人・杉田久女や橋本多佳子のゆかりの地である「櫓山荘」の跡地一帯を整備した公園です。

今回、実際に行ってきた様子を紹介します。

趣のある公園の入り口 10台以上が停められる無料駐車場を完備

国道199号線を西港から若戸大橋方面へ向かう途中に公園の看板が見えてきます。

看板の矢印の通り左に曲がるとすぐ公園の駐車場があります。10台以上あり、無料で利用できました。

駐車場の利用時間は午前9時から午後5時までです。

駐車場からすぐのところに、趣のある公園の入り口があります。

階段の入り口のすぐ横には、少し狭い緩やかな坂になったスロープもありました。

階段を登るとすぐ独特な屋根の形をしたお手洗いがありました。トイレットペーパーはないので注意が必要です。

小さい子どもも遊べそうな遊具広場

階段を登り終えると、青や赤い色をした遊具が見えます。

滑り台や階段など、小さな子どもも遊べそうな遊具です。

その奥には、ライオンやパンダの形をした揺らして遊ぶ遊具もありました。

ベンチでは猫が休憩。こちらの様子を伺っているようでしたが、近くによっても離れません。

他の場所でも数匹猫を見かけました。

遊具広場を抜けると、坂道がありました。

坂道を下ると住宅街や会社などが並ぶ道へ続いていました。こちらからも徒歩であれば入れるようです。

坂を下った入り口の近くにはJR鹿児島本線の線路があり、ちょうど特急列車が通っていました。

櫓山荘の庭園の遺構や間取りをレンガで再現した櫓山荘広場

遊具広場から少し階段を上がると、東屋などが設置された広場があります。

 

かつてこの場所に存在した「櫓山荘」は、女性俳人・杉田久女と橋本多佳子のゆかりの地であり、大正から昭和初期にかけて、“小倉の文化サロン”として多くの文化人に親しまれてきました。

その名残りが偲ばれ、訪れた人や地域住民たちが親しめる櫓山荘公園として整備されたそうです。

広場には、顕彰碑が建てられており、裏にはこの地の説明が書かれていました。

北九州市教育委員会の説明書きやふりがなもあるため、子どもと一緒に歴史を振り返るのもいいですね。

櫓山荘には当時、庭園やテニスコート、野外ステージまであったとか。小説家の久米正雄など多くの著名人も訪れたようですよ。

庭園の遺構や櫓山荘の間取りをレンガで再現した櫓山荘広場があり、階段を登って入ることができました。


途中、狭い階段になっていたり、落ち葉で滑りそうになったりするので注意が必要です。

階段を登ると広場があり、ベンチや街灯も設置されていました。

奥には、野外ステージのような場所がありました。当時は、ここでイベントなどが行われていたのでしょうか。

広場からは、港の工場地帯を眺めることができました。

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