
北九州市が進める教育改革3つの柱とは? AI活用アプリで《習熟度に合わせた出題&11万問を超える問題》
(アイキャッチ画像はイメージ<写真AC提供>)
北九州市は“学びの改革推進”として、<AI+読書の強化><体験機会の強化><脱暗記重視>の3点から子どもたちの総合的な学力向上に取り組んでいます。
実際にどのような取り組みが行われるのか、まとめてみました。
いま求められる「授業の創意工夫」や「教材の改善」
現在の学習指導要領には「これから社会が変化して予測困難な時代になっても、自ら課題を見つけ学び考え判断して行動し思い描く幸せを実現してほしい」という願いが込められているといいます。
北九州市ではこうした学習指導要領に込められた願いを叶えるため、子どもたちに必要な力を3つの柱として整理。学んだことを人生や社会に生かそうとする<学びに向かう力、人間性など>、実際の社会や生活で生きて働く<知識および技能>、未知の状況にも対応できる<思考力、判断力、表現力など>にまとめ直しました。
これらの3つの力をバランスよく育むことを目指し、授業の創意工夫や教材の改善を引き出すよう柱に基づいた子どもたちの学びを後押しする方針です。
11.4万問超えの多彩な問題が用意されるAI活用アプリも登場
北九州市は今後、AI+読書の強化、体験機会の強化、脱・暗記重視という3つの切り口で教育改革を進める考えです。
では、実際にはどのような取り組みが行われるのでしょうか。
習熟度に合わせた最適な出題
子どもたちの夏休みに向けて、生徒それぞれの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型学習アプリ活用を使用します。
小学校では国語・算数/数学・英語・理科・社会の5教科、中学校ではこれらに加え、音楽・美術・保健体育・技術・家庭をカバー。北九州市で採用している教科書に準じた目次や11.4万問を超える多彩な問題が用意されるほか、デジタルテスト機能も搭載しているそうです。
(画像はイメージ<写真AC提供>)アプリ活用以外にも、一部の学校では学校空間の改善を基盤に子どもたちが本を手に取りやすい日常を整える<学校図書館魅力向上プロジェクト>を実施します。
同プロジェクトではAI時代を生き抜くための確かな力を蓄え、学び続ける人材を育てることでまちの活力を生む知のインフラを創出。理工系にフォーカスした図書室環境の整備も行われるとのことです。
脱暗記&体験機会を強化
ロケット発射実験・風力発電実験・ミニハウスづくりなどに取り組む<みらい探求プロジェクト事業>や、大学教授が作成した数学の問題に中学生が3人1組で挑戦する<スー1グランプリ>を実施するなど暗記だけではなく、“脱暗記”重視の取り組みも実施します。
また、市内の博物館・工場・市議会など60を超える体験施設について、子どもの意見を聞きながら行き先が決められる体験活動を実施することで体験機会の創出にも努めるようです。
詳細は、北九州市のホームページで見ることができます。
※2026年7月13日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)
