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「世界体操」決勝会場をリポート 75カ国600人が参加する大会の雰囲気は?

ライトアップの様子

編集部員が観戦したのは「種目別決勝 第1日」。「男子ゆか」「女子跳馬」「男子あん馬」「女子段違い平行棒」「男子つり輪」の5種目の決勝が行われました。

指定席に着くと、すぐ目の前には跳馬が。ゆかとつり輪も比較的近くにありましたが、あん馬や段違い平行棒は少し遠い場所に。とはいえ、肉眼でしっかり演技が見れるほどの距離なので、この近さで世界大会を見ることができるという贅沢さに、改めて地元・北九州での開催を感謝しました。

客席では写真撮影NGだったため、競技前や競技中の様子を写真でお伝えすることはできませんが、観客の皆さんはしっかりマスクを着用し、大声を出すこともなく、選手たちの一挙一動を見逃さないよう熱心に見守りながら、大きな拍手で応援していました。

表彰式では、北九州市に本社を置く安川電機のロボットがメダルを渡す補佐役として登場。舞台裏から自走して登場し、滑らかな動きのアームでメダルが入った容器を器用にプレゼンターへ渡すロボットを会場中が興味深く見守っていました。

また、競技前には、体操・新体操の元日本代表選手らによる豪華エキシビションや、田中理恵さん・畠山愛理さんと一緒に会場のお客さんも音楽に合わせて体を動かす「みんなの体操2021世界選手権ver」なども行われました。

幻想的にライトアップされた夜の総合体育館

午後4時過ぎから競技が始まり、表彰式が終わって会場を出たのは午後9時前。会場を出ると、外はすっかり真っ暗です。そんな中、会場前のフラワーアレンジメントが幻想的にライトアップされていました。

ライトアップおよびフラワーアレンジメントの全体コンセプトは「未来へつなぐ希望の架け橋」とのこと。“困難の先の希望=「雨上がりの虹」”を共通のモチーフとしていると聞いていましたが、虹のように次々と色が移り変わるライトアップを目の前にすると釘付けに。

多くの人たちに見てもらいたいほどの美しさでしたが、世界体操の期間限定だというのが本当に残念。叶うことなら毎年見てみたい光景です。このライトアップを見た後、編集部員はバス停に向かってしまいましたが、金比羅池側もライトアップされていたようで、金比羅池越しに見る総合体育館も非常に美しかったそうです。

多くの感動の瞬間を北九州市で見ることができた「第50回世界体操競技選手権」。10月27日(水)から西日本総合展示場新館で開催される「第38回 世界新体操選手権大会」にも期待が高まりますね。

※2021年10月25日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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