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北九州市立大学「北方シネマ」で『中村哲医師』最新ドキュメンタリー映画上映

(アイキャッチ画像:中村哲さん)

アフガニスタンで長年人道支援に尽くした医師・中村哲さん(享年73)が現地で襲撃され死亡してから12月4日で2年。

追悼の意を込め、12月3日(金)午後6時30分から、「北方シネマ」で、中村哲さんを追った最新ドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす~医師・中村哲 現地活動35年の軌跡~」が上映されます。また、上映後には、監督の谷津賢二さんによるアフタートークも予定しているとのことです。

中村医師が残した文章と映像記録で現地活動の実践と思索をひも解く

アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々に寄り添いながら命を救い、生きる手助けをしてきた医師・中村哲さん。NGO平和医療団日本(PMS)を率いて、医療支援と用水路の建設を行ってきました。

活動において特筆すべきことは、その長さだけでなく、支援の姿勢がまったくぶれることなく、一貫していたこと。一連の活動は世界から高く評価され、中村医師は人々から信頼され、愛されてきました。

今、アフガニスタンに建設した用水路群の水がかつての干ばつの大地を恵み豊かな緑野に変え、65万人の命を支えています。

しかし、2019年12月。用水路建設現場へ向かう途中、中村医師は何者かの凶弾に倒れました。その突然の死は多くの人々に深い悲しみをもたらしましたが、一方で私たちに強く問いかけもします。

中村医師が命を賭して遺した物は何なのか、その視線の先に目指していたものは何なのか。

中村哲さんが残した文章と1000時間におよぶ映像記録をもとに、現地活動の実践と思索をひも解きます。

「北方シネマ」とは

「北方シネマ」は、映画上映を用いた大学教育のための実践を目的に、2017年4月に設立された日本初の大学内映画館です。

地域に開かれたドキュメンタリー映画の「映画館」として、北九州市立大学本館の大講義室で毎月1回、さまざまなドキュメンタリー映画を定期上映。地の拠点である大学という立地を生かし、テーマに関する知見や学識を持つ研究者、監督、制作者を交え、作品について討論する機会を設けています。

申し込み方法など詳細は「北方シネマ」ホームページで見ることができます。

■日時/12月3日(金)午後6時開場、午後6時30分から上映
■会場/北九州市立大学本館A-101(北九州市小倉南区北方4-2-1)
■料金/前売り1000円・当日1200円、シニア・障害者1000円、大学・高校生500円
■定員/180人

※2021年12月●日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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