【北九州市/新型コロナ】4日連続で陽性判明 「第2波の入り口」か
世界中で猛威を振るう、新型コロナウイルス。日本各地でも感染者が続々と増えています。
北九州市内の感染者についても、さまざまな情報が飛び交っています。一方、正確な一次情報がうまく届いていない状況も散見されます。北九州ノコトは、ローカルメディアの責として、地域における正確な「コロナ関連情報」を広く発信する役割を担いたいと思います。
私たちの情報発信が、少しでも市民のみなさんの役に立てばうれしいです。
そして、一日も早い終息を願います。
※当記事は、2020年3月1日~5月26日までに北九州市が発表した市内の感染者数をまとめています。数は北九州市の発表日ベース。いずれもクルーズ船などの人数を含みません。なお、北九州市が発表する感染者には、市内で感染が見つかった近隣市在住者なども含まれます。
北九州市内で判明した陽性判明者数の推移と累計
北九州市では5月26日、新型コロナウイルスの新たな陽性患者が2人見つかりました。市内で感染者が見つかるのは23日(3人)、24日(3人)、25日(6人)、26日(2人)と4日連続です。陽性患者数の累計は90人になりました。
25、26日に見つかったのは、80代が3人、10代、20代、50代、60代、70代がそれぞれ1人ずつです。88例目となる50歳代女性(門司区)は、77例目の陽性患者の濃厚接触者であることが分かっています。
5月26日時点での陽性患者を年齢別にみると、20歳代の22人が最多。30歳代(15人)、50歳代(13人)、60歳代(11人)、40歳代(8人)、80歳代(8人)と続きます。
区別では、小倉北区が20人で最多。次いで小倉南区(19人)、門司区(19人)、八幡西区(16人)が二桁となっています。一方、戸畑区(2人)と八幡東区(1人)はそれぞれ少ない傾向です。
PCR検査 北九州市の現状
北九州市は、PCR検査を行った人数と検査結果を連日発表しています。これによると、5月26日の市内の検査数は85件。累計は3252件となりました。5月以降は上がったり下がったりを繰り返しながら、全体としては減少傾向にありましたが、26日の検査数85件は4月15日(106件)以降で最多となります。
北橋健治市長は25日、Twitterで「今、感染第2波の入り口に立っています。なんとしてもこの第2波を防ぐため、現在感染者の行動歴、濃厚接触者、関係施設を調査し、濃厚接触者全員のPCR検査で感染封じ込めを徹底的に行っていきます」とコメントし、第2波の感染拡大防止に全力を挙げる方針を示しました。
不安な場合の相談はどこへ?
北九州市は、厚生労働省の相談窓口とは別に、専用の相談ナビダイヤルを開設しており、自身や家族の症状に不安がある場合など、一般的な問い合わせができるようになっています。
相談ナビダイヤルは、一つの専用電話番号で複数の部署への道案内をするサービス。5つの大分類から、個別の相談へ導くワンストップ相談窓口です。
・体調異変・感染疑いに関する内容
・企業・個人事業者向けの相談
・小中学生に関すること
・保育に関すること
・その他の相談
(北九州ノコト編集部)
各相談窓口 | 電話 | 対応時間 |
厚生労働省相談窓口 | 電話:0120-565653(フリーダイヤル) FAX:03-3595-2756 |
9:00~21:00 (土・日・祝も実施) |
北九州市新型コロナウイルス相談ナビダイヤル | 電話:0570-093-567 FAX:093-522-8775 |
平日9:00〜17:00 |
帰国者・接触者相談センター(北九州市) | 電話:093-522-8745 FAX:093-522-8775 |
24時間受付 |
※FAXは、聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方がご利用ください。
※北九州市新型コロナウイルス相談ナビダイヤルへのFAX相談は、夜間や土日祝日は返信が遅れる場合があります。