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筆ペンから絵筆へ 支持を広げた創作の世界/北九州在住のアーティスト・詩太さん

(アイキャッチ画像:ゲストの詩太さん)

保育士としての苦労

甲木:詩太さんのお人柄にも迫ってみたいと思います。アーティストになる前は、保育士だったという事を言われていましたが、子どもの頃からなりたかった職業だったんですか?

木村:子どもの頃からなりたかった職業ではなかったんですが、高校生の時に姉に子どもが生まれてその子が凄く可愛かったので、それが保育士になるきっかけでした。

甲木:先週伺ったお話でも、専門学校に行きながら趣味で筆ペンで詩など書いていらっしゃったので、その活動をしつつ保育士をされていたという事でしたよね。

木村:そうですね。保育士がメインの仕事でした。

甲木:保育士さんとして、どんな先生だったんでしょうか。

木村:そうですね、6年ぐらいの勤務でしたが、苦労した時期と楽しめた時期が半々ぐらいでした。前半の頃は、子どもを叱らないといけないところで叱れなかったりしたこともあって、悩んだ時期もありました。

保育士が面白くなったきっかけ

甲木:楽しくなったきっかけは、どのような事だったんでしょうか。

木村:研修に行った時に、ある先生から、子どもたちは8歳までにどれだけワクワクした経験をしたかによって、その先、自分自身で伸びていけるかどうかが決まるという研究があったという話しを聞きました。これは凄いことだと思って、保育士は大事な時期に子どもと接する仕事なので、厳しくするのは他の先生に任せて、自分は子どもたちをワクワクさせようという気持ちに踏み切ろうと思いました。そこから、保育士の仕事が楽しくなりました。

甲木:どのようなことで、子どもたちをワクワクさせたんですか?

木村:例えば布で作った真っ白の鯉のぼりを作って、「この鯉のぼりがお父さんとお母さんと同じような模様になりたいと言いよるんよね」とか言ったら、子どもたちは何か模様を描いてあげたい気持ちになるみたいなんです(笑)

梁:それは面白いですね(笑)

これからチャレンジしたい事

甲木:アーティストとして、保育士の経験が生きていますか?

木村:生きてますね。思い返して見ると、保育士をしていなかったら、“詩太”そのものは無かっただろうと思うぐらい凄く大事な経験だと思います。

甲木:これからチャレンジしたい事はありますか。

木村:今、個展を中心に活動しているんですが、福岡県だけでなくていろんな場所で作品を展示したいと思っています。

甲木:そうですか。では、今日の放送を聞いて気になる方は是非、『詩太(うーた)』で検索してみてください。梁さん、今日のお話はどうでしたか?

梁:詩太さん自身のストーリーが面白くて、詩太さん自身のパレットに保育士という色が付いたり、また他の色が付いたりしてこれから凄い作品ができるのではないかと思って楽しみです。

木村:ありがとうございます。

甲木:北九州在住のアーティスト 詩太さんこと木村真悟さんにお話を伺いました。詩太さん、ありがとうございました。

梁:ありがとうございました。

木村:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:アーティスト詩太さんこと木村真悟さん

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)

(西日本新聞北九州本社)

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