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「問題解決」を大学で学び、家庭でも生かす/ 北九州市立大学大学院留学生 グエン・ヴァン・ズイさん

(アイキャッチ画像:ゲストのグエン・ヴァン・ズイさん)

家族との生活

甲木:ズイさんは、28歳でお若いんですけど、ご結婚されていてお子さんもいらっしゃるんですよね。

ズイ:ちょっと若すぎますよね(笑)

甲木:奥様とは大学で知り合ったんですか?

ズイ:そうですね。大学1年生の時に知り合いました。

甲木:今、奥様も北九州市立大学で研究していらっしゃるんですよね。

ズイ:そうです。この10月から修士2年生になります。

梁:同じ学部でしょうか。

ズイ:学部は違います。妻の方は洪水で出るゴミの管理関係の研究です。

甲木:そうなんですね。日本で勉強するって、凄いご夫婦ですよね。

ズイ:妻も凄く勉強しています。

甲木:お子さんを育てながら勉強するのは、ご夫婦にとって大変ではないですか。

ズイ:大変なところもありますが、楽しいですね。私と妻は鍋と蓋で、自分が鍋なら妻は蓋です。まだ蓋は小さいので妻にもいろいろ勉強してもらいました。

甲木:二人そろって成長すると言うことですね。素晴らしい考え方ですね。ところで夫婦で勉強するという事は、お金がかかるということになりますが、生活費はどうされているんですか?

ズイ:ロータリー奨学金を頂いておりまして。ほんとに感謝しています。

甲木:それ以外にも、アルバイトなどされていたんでしょ?

ズイ:そうですね。週末土日どちらかアルバイトをしていました。

甲木:お子さんが3歳と言われていましたけど、北九州で子育てをしてここが楽しかったということはありますか?

ズイ:そうですね。保育園の先生にはお世話になっています。ほんとに優しくてありがたいですね。

甲木:お子さんを連れて、どこか遊びに行かれましたか?

ズイ:そうですね。博士課程は忙しく週末もアルバイトをしているので、時間が無いから残念ながら旅行には行ってないんです。それで、子どもを保育園へ迎えに行った後、子どもと公園へ行って一緒に走ったりしています。公園には他のベトナム人の子どももいて、一緒に遊んだりしています。

甲木:北九州は公園の数も凄く多いんですよね。

ズイ:そうですね。子育てがしやすいまちと言われているので安心です。

梁:東京は一人で行かれるんですか?

ズイ:はい。取りあえず単身赴任です。

梁:寂しくなりますね。

ズイ:そうですね。寂しくなります。

甲木:交通費もかかるし、なかなか帰省できないですよね。

ズイ:そうですね。月に1回は帰るようにはしたいと思っています。

甲木:残された奥様も、一人で子育て大変ですよね。

ズイ:そう思います。でも3歳頃になると、自分でご飯を食べたり着替えたりお話をしたりできるようになり、妻も強い人なので大丈夫だと思います。

甲木:ところで、コロナになってベトナムへは帰ってないんですよね。

ズイ:そうです。3年間は帰っていないんですよね。今度のお正月に久しぶりに帰ろうと思います。そして子どもを親に数か月預けて、ベトナム語やベトナムの文化など勉強してほしいです。

将来の夢は?

甲木:お子さんも2つの国で育つといろんな文化を身に付けられていいですね。梁さんが少し聞いていましたけど、ズイさんの将来の夢は何でしょうか。

ズイ:そうですね。私が最初から思っていた事は、社会貢献をする事です。環境保護に興味を持っていたので環境問題の解決です。将来は自分の会社を作りたいと思っています。

梁:今から大きなIT企業で仕事をしていくので、いろんな新しい出会いがあると思いますよ。甲木さん、これは凄く大きな鍋ができますね。

甲木:そうですね。凄く楽しみですね。

ズイ:ありがとうございます。頑張ります。

甲木:本日もお時間が来てしまいました。本日は北九州市立大学・大学院のベトナム人留学生、グエン・ヴァン・ズイさんにお話を伺いました。ズイさんありがとうございました。

梁: ありがとうございました。

ズイ:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:グエン・ヴァン・ズイさん(北九州市立大学 大学院 ベトナム人留学生)

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)

(西日本新聞北九州本社)

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