北九州市×溝上酒造 市制60周年記念の日本酒誕生 仕込み水は「水道水」

(アイキャッチ画像は商品イメージ)

北九州市制60周年を記念し、北九州市上下水道局と八幡東区にある溝上酒造が共同で仕込み水に水道水を使った日本酒を製造しました。

5月27日から、しろテラス、井筒屋小倉店、溝上酒造ほかで販売開始。また、5月27日・28日には、小倉城天守閣で試飲会も行われます。

仕込み水は小倉南区・道原浄水場でつくられた水道水

今回の仕込み水は、福智山の湧水が流れ込む、小倉南区にある「道原(どうばる)浄水場」でつくられた水道水。

道原浄水場から給水車で水道水を運び出す様子

道原浄水場は旧小倉市最初の浄水場として1913(大正2)年に完成した市内で最も歴史ある浄水場で、市内で唯一緩速ろ過方式(※)によって水道水を供給しています。

※「緩速ろ過」=小石や砂の層をゆっくり通過させることで水をきれいにする方法。地下水ができる原理と同じ

酒米は八幡西区楠橋地区で収穫の「夢一献」

仕込み水の水道水をはじめ、酒米には八幡西区楠橋地区で収穫した「夢一献」を使用と、お酒づくりに使用された原材料はすべて北九州市産です。

ラベルのデザインは『水の波紋』をイメージしたもの。

「北九州市の水道水の清浄さやおいしさをPRするとともに、地元産のお米を掛け合わせた新たな日本酒の開発によって、北九州市の魅力を発信していきたい」とのことです。

品目は日本酒純米吟醸。アルコール分は15度。製造本数は1000本(720ミリリットル)。希望小売価格は1650円となっています。

小倉城天守閣で試飲会

5月27日・28日には小倉城の5階展望スペースで試飲会が行われます。

小倉城は全国的にも珍しい天守閣でお酒を飲むことができるお城。小倉城から望む景色とともに記念酒をゆっくり楽しみたいですね。

27日は正午~午後3時、28日は午前10時~正午・午後1時~午後3時で、各日小倉城入場者先着500人限定です。

当日は小倉城武将隊も登場予定です。

※2023年5月23日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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