「映画の街・北九州」ロケ地巡りツアー『花と龍』『あなたへ』『図書館戦争』【北九州市】
6月16日・8月5日・10月22日に北九州市を舞台にした映画のロケ地巡りツアーが開催されます。
人気映画3本のロケ地を巡るツアー
数多くの映画ロケ地として選ばれている北九州市。古くから全国に先駆けて映画やテレビドラマの撮影の誘致と支援に力を注ぎ、いつしか「映画の街」と呼ばれるように。
今回のロケ地巡りツアーでは、映画ファンから人気を集めている代表的なロケ作品3本をピックアップし、その舞台と周辺の観光施設をバスツアーとして巡ります。3コースとも各映画のロケ地を訪問して関係者による解説付きになっています。
第1回は6月16日、映画『花と龍』若松編。映画『花と龍』は明治中期から太平洋戦争後の北九州を舞台とし、原作者・火野葦平の父でもある玉井金五郎と妻のマンの夫婦が石炭荷役請負業「玉井組」を築いていく様子を描いた大河小説を映画化したものです。
6月16日のツアーでは、かつて日本一の石炭積出港として栄えた若松の歴史を伝える建築物が並ぶ「若松南海岸通り」を中心に、原作者・火野葦平の旧居「河伯洞」などを巡ります。
第2回は8月5日、映画『あなたへ』門司港編。映画『あなたへ』は、高倉健さん演じる主人公が亡き妻の思い出を辿るロードムービー。健さんが関門海峡をバックに海沿いの約100メートルを1人で歩くシーンは「まるで絵画のようだ」と語り継がれているそうです。
8月5日のツアーでは、関門海峡を一望できる門司港レトロ地区や、日本有数の映画・芸術資料館で、高倉健も立ち寄った松永文庫、ロケ地となった門司区役所などを巡ります。
第3回は10月22日、映画『図書館戦争』小倉編。映画『図書館戦争』は、ベストセラー作家・有川浩の代表作の実写版。国家によるメディアの検閲が正当化された日本を舞台に、良書を守るため戦う自衛組織「図書隊」の岡田准一さんや榮倉奈々さんが出演しています。
10月22日のツアーでは、「市立中央図書館」や、映画内でバリケードが張られるなどして攻防戦の舞台となった「北九州市立美術館本館」の他、「松本清張記念館」や「小倉城」などの周辺の観光施設を巡ります。
いずれもイベント実施日の午前9時30分にJR小倉駅新幹線口バス駐車場に集合、午後4時に同所で解散予定。旅行代金は1人あたり3000円。代金には貸し切りバス料金、昼食代、施設入場料、添乗員現地ガイド費用が含まれます。昼食は「銀河鉄道999 夢(ドリーム)弁当」。各ツアー先着40人です。
企画・実施は西鉄旅行株式会社 北九州支店。ツアーの詳細は西鉄旅行ホームページの「バスツアー」内で確認できます(「西鉄旅行 ロケ地」で検索)。
「映画の街・北九州」の魅力を発信
ツアーを主催するのは「九州シネマ・ポート」。北九州市内の映画好きの有志数名で2007年から地元ロケ映画支援や「映画の街・北九州」の魅力を発信してきました。
ツアーの目的は「映画の街・北九州」の見える化をはかり、12月に計画されている「北九州国際映画祭」へと繋ぐこと。11月には映画パネル展も計画しているそうです。
※2023年6月10日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)