まるで鉄? 「くろがね堅パン」に新商品「鐵」登場【北九州市】

(アイキャッチ画像は商品イメージ)

株式会社スピナが創業70周年を記念した新商品「くろがね堅パン『鐵(くろがね)』」を開発し、5月1日から出荷を開始しました。

官営八幡製鐵所で生まれた北九州の『ふるさとの味』

くろがね堅パンは、大正末期に官営八幡製鐵所(現在の日本製鉄株式会社九州製鉄所八幡地区)で働いていた従業員の栄養補給を目的に開発された商品。創業以来、堅さや甘さにこだわり続け、100年の歴史を持つ北九州の『ふるさとの味』として愛されています。

「くろがね」とは鉄を意味する言葉で、大正時代に官営八幡製鐵所で生まれました。製鐵所が自ら「堅パン」「羊羹」を開発することになったのは、数万人の従業員のカロリー補給が目的だったと言われています。工場内の過酷な温度や労働条件下では、適宜充分な栄養補給の必要があり、当時の栄養事情を鑑みた会社が栄養補助食品として、購買会で販売するようになりました。

発育や歯固め、非常食、北九州の手堅いお土産などにぴったり

今回登場した新商品「鐵」は、人口減少により活気を失ってきた北九州市に、もう一度活気や賑わいが戻ることを祈念して開発されたのだそう。『健康はアゴから』という通常商品と変わらないキャッチーなコンセプトのもと、堅さも味もそのままに、鐵を連想させるブラックで仕上げています。

「お子さまのアゴの発育や歯固め、登山・ハイキングのお供、災害時の非常食・保存食、北九州の手堅いお土産などにもぴったりです。なお、たいへん堅い商品ですので、お召し上がりの際は十分ご注意ください」とのこと。

「鐵」は1袋5枚入りで、オープンプライス。現在は「北九州市立いのちのたび博物館」「北九州観光コンベンション協会 門司港レトロ『おみやげ館』」で購入することができます。また、北九州エリアのスーパーマーケット(スピナマートなど)や北九州エリアのお土産取扱店舗でも近日発売開始予定です。

※2023年6月11日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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