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北九州にある企業の素晴らしさをもっとPRしていきたい!/株式会社ドーワテクノス 取締役社長・小野裕和さん

(アイキャッチ画像:ゲストの小野裕和さん)

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

国連工業開発機関や日本貿易振興機構など、数々の海外視察

甲木:おはようございます。西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

梁:同じく、西日本新聞社 梁京燮です。

甲木:梁さん先週の話では、梁さんは急速凍結機に夢中になってましたね。

梁:値段聞いてびっくりしました。

甲木:一人では、買えないかもしれませんけどね。ということで、今週も先週に引き続き、北九州市八幡西区黒崎のドーワテクノス社長 小野裕和さんをお招きしてお話を伺います。小野さん、今週もよろしくお願いします。

梁:よろしくお願いします。

小野:よろしくお願いします。

甲木:先週は、小野さんの経営なさってる会社、ドーワテクノスが、お爺さんの代に創業されたとか、社会課題の解決のために、いろんなチャレンジをされているというお話を聞きましたが、今日は経営のお話プラス小野さんの人間としての魅力にも、迫りたいと思います。実は小野さんは社外の方からの評判が非常に良いんですよ。私は小野さんが、お父さんの会社を継でお坊ちゃんだよなって思ってたんです。ところが、私が経済記者だった時にうちの経済記者から、「甲木さんはドーワテクノスの小野さんと同級生だそうですね。あの人はすごい人です」って言うんです。 なぜすごい人かというと、国連に国連工業開発機関(UNIDO)という機関があるんですが、小野さんはその視察団に入って、インドの工場を国連の人たちと視察に行かれ、日本に帰ってきて報告をしたり、ジェトロ(日本貿易振興機構)というところからも頼まれて、海外に視察に行き、帰国して報告会で発表したりされているんですよね。すごいですね。

小野:いやいや、全然すごくないですよ。僕はそういうイベントとか企画があると、声をかけられたら二つ返事で行きますというタイプなので(笑)

甲木:でも、報告できない人には頼まないと思いますよ。ジェトロの人から「今日、小野さんは、北九州市内のホテルでセミナーの報告をするんですよ」と聞いて、小野さんすごいなと思いました。

小野:「こういう話をしてください」って言われて、言っているみたいなもんですから。いろんな地域で盛り上がっていくということを考えた方が、後々、自社のためにも、自分のためにもなるかと思います。

73か国くらいに行きました

甲木:この辺で、小野さんの素顔に迫ってみたいと思います。私が知っている小野さんは、韓国が好きで、おいしいものが好きという小野さんなんですけど、韓国とは言わず、海外もいろんな所に行ってるんですよね。何か国・何都市、行かれているんでしたか?

小野:数えてみたら73カ国ぐらいです。

梁:今までで一番美味しかったのは、何ですか?(笑)

小野:そうですね。スペインのバルセロナで食べた牛肉がすごく美味しかったです。後は一緒に行った知り合いのお店に行って、すごく高級なイベリコ豚の生ハムを頂きました。それも美味しかったです。「海外に行ってどこが良かったですか?」って聞かれるんですけど、「スペインがいいんじゃないですか」というお話はします。やはり食べ物が美味しいし、ガウディの建築など見るべきところがたくさんあります。後は気候も温暖だし、人柄が陽気ですし、スペインはお薦めです。

北九州の企業の魅力をもっと知っていただき、若い人たちを呼び込みたい!

甲木:最後に小野さんが、生まれ育った北九州の街について、おっしゃりたいことがあるそうです。

小野:私がいうのもおこがましいですけど、リスナーの皆さんも同じように思ってるかもしれませんが、やっぱり素晴らしい街ですよね。適度に自然があって、適度に都会で、人情味もあって。食べ物は安くて美味しいし、子どもさんの教育環境とか、子育て環境の充実、お年寄りの方に優しい街だとか、福祉の充実など、本当にファンファン北九州なんですよ。でも今、やはり人口減少という問題に直面していて、こんなに素晴らしい街なのに、なぜ人が出て行くかというと、僕がものづくりという立場で考えたときに、若者を受け入れる企業さんが、少ないんじゃないかなとかと思うんです。地元にも大手企業さんがありますが、そのよう良い企業が少ないと思われているのではないかと感じています。現実的に学生さんも北九州に採用してくれる企業が無いから東京へ行く。それは非常に残念なことで、北九州には、すごく素晴らしい企業がたくさんあって、前向きでイノベーションを起こそうとしている企業さん、若手経営者の方々もたくさんおられます。うちみたいに伝統はあるけど、成長し続けたいと思っている企業もあります。そういう意味でもう少し企業の魅力をPRして行く。もう一つは、北九州に外から来てもらえるような環境です。例えば、「ロボットのスタートアップは北九州でやれますよ」とか、「スタートアップしてビジネスが立ち上げられるんだ」とか、それを支援する企業も有りますし、取り組みもたくさんあります。そういう北九州の企業としてのブランドを高めるような活動を、今後していきたいと思っています。その一環としてシステムインテグレータネットワークとか、“TSUNAGU FACTORY”(繫ぐファクトリー)なども考えてます。そして皆でそういう街にしていこうかなと思ってます。あまり一般の方に知られてない事業なので、もう少し分かりやすく伝えるようなイベントとか仕組みができたら、学生さんが向いてくれるのではないかと思います。

甲木:そうですね。先週、今週の2回に渡り、北九州市八幡西区黒崎のドーワテクノス社長小野裕和さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。

梁:ありがとうございました。

小野:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:小野裕和さん(株式会社ドーワテクノス 取締役社長)

〇出演:甲木正子、梁京燮(西日本新聞社北九州本社)

(西日本新聞社北九州本社)

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