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中小企業の成長伴走、コンサルタント/「arm2.5」代表・新居大介さん

(アイキャッチ画像:中央がゲストの新居大介さん)

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

北九州人に愛されるJETRO(日本貿易振興機構)元北九州所長

甲木:おはようございます。西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

児島:同じく、西日本新聞社 児島弘樹です。

甲木:児島さん、今年の夏、海に行く計画とかありますか?

児島:この間、子供を連れて福津の海に行きました。

甲木:今日のゲストは、神奈川県藤沢市、湘南からいらした方です。

児島:海の代名詞ですね。

甲木:経営コンサルタントの新居大介さんです。よろしくお願いします。

児島:よろしくお願いします。

新居:よろしくお願いします。

甲木:新居さんとは昔からの知り合いですが、まず北九州に居たときは、どのようなお仕事をしていたのか、お伺いしてよろしいでしょうか?

新居:JETRO(日本貿易振興機構)というところで、仕事をしておりました。どういう仕事かと申しますと、日本の企業、特に中小企業さんが海外でビジネスをするときのお手伝いをしておりまして、国営のコンサルみたいなことをしております。モノやサービスを輸出するとか、海外に進出するときのお手伝いをしてましたので、例えばお茶の“辻利”さんが、ロンドンやトロントに出店される際には、事前にいろいろ相談をいただいて、向こうのマーケットの情報提供をさせて頂きました。私が自分で取り掛かったのは、西小倉にある個人事業主のネイル屋さんで、海外どこでもいいから出店したいと言われたので、「どこがいいですか?」と聞いたら、「行ったことのないタイがいいです」と言われたので、タイへ行ってマーケティングして、契約書も作りました。

甲木:北九州の企業なので、ものづくりばかりだと思っていました。

新居:もちろんものづくり系は多いですね。しかし、福岡・北九州は、女性の経営者の方も非常に多く、個人事業主の方も素敵な方が多いので、そういう方がアクティブに外に出たいということで、お手伝いをさせていただいています。

甲木:新居さんが北九州の後に、バングラデシュのダッカ所長を最後にジェトロをお辞めになって、独立して経営コンサルタントをしているということなんですけども、バングラデシュという国がどういう国かというところを教えてください。

新居:バングラデシュはインドの東側にある小さい国で、面積は日本の4割程度しかないところに1億7000万人いる、世界一の人口密集国なんです。ベンガル語で“バングラ”は“ベンガル”と言う意味で、“デシュ”は“国”と言う意味なんです。よくバングラディッシュという人がいますが、それは違います。ディッシュとはお皿という意味なので、国と言う意味ではないのです。

神奈川県・湘南でコンサルティング会社を立ち上げた男

甲木:独立して「arm2.5」という会社を立ち上げられて、今コンサルしている会社は、JETRO時代と似たような業種の人たちなんですか?

新居:幸いにも北九州にお世話になってる時に、ご支援していた企業さんが多いので、おのずと北九州・福岡の会社さんが多くて、今でもこうして北九州と福岡に縁を持たせてもらっています。

甲木:いつも江ノ島や富士山の写真を送られてくるので、通常は湘南にいらっしゃるんですよね。リモートで相談されているということでしょうか?

新居:コロナになる前は月3、4回ぐらい北九州に来てましたが、それがコロナになって全部リモートでできるんだと分かったら、コロナが明けてもずっとリモートで相談することになりました。やはりお手伝いをしているのは中小企業さんですので、渡航費など負担になりますし、信頼関係も築けていますので、本当に大事な時だけはこちらに来ています。

甲木:あと新居さんは、湘南でパン屋さんの経営もされてるんですよね。

新居:はい。「チコパン×クゲヌマ」というパン屋で、妻がパン職人でワンマンでやっているんですけど、私は経営支援をしてます。パンには指一本触れられないんです。

児島:触れたいということはありますか?

新居:ありますね。なぜかというと、妻が倒れちゃったらどうすんだろう?とか、同じ物が作れなくても何か違うこともできるんじゃないかなと思います。ただ、うちのパン屋は酵母から作っていますが、私は酵母を育てることもできないので、接客とお金を数えて銀行に行くということしかできません。

甲木:面白いですか?

新居:面白いですよ。商店街の中にあるんですけれども、圧倒的に個人のお客様で、企業の方とは全然違う接客で対応しなければいけないので、すごく勉強になります。25年間サラリーマンをやって相当な数の企業さんとお付き合いしたんですけれども、個人のお客様との接客は面白いです。女性も多いですし、妊婦さんとか子育て中のご夫婦など、すごく多いので楽しいですね。

甲木:なるほど。今まで付き合ってこなかったような客層の方が多いということですね。パンも本当に美味しいし、体にも良いパン屋さんですよね。残念ながら本日はお時間になってしまいました。来週は『主夫、新居大介さん』について掘り下げてお話を伺いたいと思います。

児島:楽しみですね。

甲木:本日は湘南からお越しいただきました、経営コンサルタントの新居大介さんをお招きしてお話を伺いました。新居さん、どうもありがとうございました。

児島:ありがとうございました。

新居:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:新居大介さん(中小企業経営コンサルタント、主夫、パン屋)

〇出演:甲木正子、児島弘樹(西日本新聞社北九州本社)

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