北九州市立美術館が今年開館50周年を迎えることを記念して、北九州市立美術館本館（北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1）で「足立美術館所蔵 横山大観展」が開催されます。期間は4月6日～5月19日まで。
初期から晩年にいたる横山大観の作品50点を展示
横山大観は、明治初期から昭和中期を代表する日本画家。文化財の保護や、日本美術の伝統を踏まえながら新たな表現を奨励した岡倉天心の理念に深く賛同し、天心の日本美術院創設に参加したほか、西洋絵画の技法等を研究し「朦朧体（もうろうたい）」と呼ばれた革新的な表現に挑みました。
天心の死後は大観らが中心となってその遺志を引き継ぎ、美術院を再興。1937年にはその多大なる功績により第1回文化勲章を受章するなど、日本画壇のみならず日本の美術文化の発展に大きく貢献しています。
今回の横山大観展では、近現代日本画のコレクションで有名な足立美術館の所蔵作品から、出世作となった初期の代表作「無我」や円熟期の大作「紅葉」など厳選した50点を展示。初期から晩年にいたる横山大観の作品を観ることができます。
学芸員によるスライドトークも実施
4月13日と27日、5月2日の日程で、学芸員が展示会の見どころを解説する「スライドトーク」が実施されます。参加費は無料で、当日午前10時から整理券を配布します。
詳細は北九州市立美術館ホームページで確認することができます。
＜「足立美術館所蔵 横山大観展」概要＞
■会期／4月6日～5月19日
■開館時間／9:30～17:30（入館は17:00まで）
■観覧料／一般1700円、高大生1300円、小中生900円
■休館日／月曜（ただし月曜が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜が休館）
※2024年4月4日現在の情報です
（北九州ノコト編集部）
