北九州市の上場企業社長が全力で子どもを支援する理由 「リーダーキッズ 」活動の原点とは?/株式会社ライフクリエイト・有冨修さん<PR>
ありがとうの手紙と子どもちの成長
リーダーキッズではプログラムの最後に、子どもたちが身近な人に伝えたい感謝を手紙にして発表します。
参加者全員が1人ずつ思いを込めて手紙を読み上げます。みんなの前での発表はとても緊張しますが、子どもたちは勇気を振り絞って発表していきます。施設の先生へ宛てた手紙では、育ててくれたこと、優しくしてくれたこと、叱ってくれたことへの感謝が述べられていました。
そして今回の研修を通して交流したスタッフへの感謝も述べられます。高校2年生のBさんは「しゅうちゃん」こと有冨さんに向けた感謝の気持ちを伝えました。Bさんは今回で3回目の参加。保育士の夢を応援してくれていることが嬉しく、来年もまた参加したいと語りました。
高校1年生のC君は「2日間は自分のためになった。楽しかった」と笑顔で話しました。
エンディングで有冨さんが話した言葉がいつまでも心に残りました。
「あなたたちには価値があるということ、素晴らしいんだっていうことを理解していただきたい。皆さんが生まれてきたというのは素晴らしいことなんだなって。だから生きているだけで素晴らしいし、そこに誇りを持ってもらいたい。本当に僕はそう思います」
最後に、初めて参加したスタッフの田中さんにも感想を聞きました。
田中さんは神奈川県からの参加です。田中さん自身も児童養護施設で育ちました。リーダーキッズに参加した子どもたちと当時の自分を重ね合わせ、複雑な思いを抱いたといいますが、「そのままでいいんだよとか、大丈夫だよという言葉を伝えたい。今は分からなくてもいつか克服してもらいたいし、自分の存在を承認してもらいたい」と語り、「この活動を神奈川でもやっていきたい」と今後の目標を教えてくれました。
ここに有冨さんの思い描いた未来は確実に広がりを見せていました。
(提供:株式会社ライフクリエイト)