北九州のすし文化を発信「すしの都 北九州協議会」設立 名誉顧問に「天寿し」の天野功ー氏【北九州市】
北九州市は8月7日、北九州のすし文化発信や「美食の街・北九州」としての地域経済効果の波及を目的に「すしの都 北九州協議会」を設立したと発表しました。
北九州DMO連絡会議や西日本旅客鉄道株式会社、北九州市と、市内寿司店や漁業関係者などが相互に連携。会長には岡本堅吾氏(北九州商工会議所観光サービス部会部会長)、名誉会長に武内和久市長、名誉顧問に「天寿し」の天野功ー氏がそれぞれ就任しました。
「北九州のすし」の特長とは
「すしの都 北九州協議会」の設立には、“北九州のすしは全国的にも有力な観光素材である”という考えが背景としてあります。
「北九州のすし」の特長として、響灘・玄界灘・周防灘・関門海峡に囲まれた漁場や、鮮度や締め方などの技にこだわる魚食の文化があることが挙げられます。また、有名な高級店から街寿司、回転寿司など多岐にわたるバラエティに富んだ寿司店があり、首都圏・関西・広島などから新幹線が直通する小倉駅の存在、大分方面への玄関口としてのアクセス利便性なども紹介されています。
川上から川下までの北九州のすし文化を発信
「すしの都 北九州協議会」の理念は、漁業関係者・魚販売・寿司店なども含め、川上から川下までの北九州のすし文化を発信すること、国内外からの交流人口の拡大につなげ、北九州市が目指す「すしの都」を実現する取り組みを行うこと、「美食の街 北九州」に向け観光消費額の拡大・地域経済効果の波及を目指すことなどとしています。
今後の具体的な取り組み案として、首都圏・関西のメディア誘致、すし業界のプロ等を対象とした研修の検討、北九州の寿司セットクーポンの取り組み拡大、外国人向けセットメニュー検討、外国人接遇のサポート検討、市場などのガイドツアー検討などを挙げているほか、協議会メンバーでの継続的な意見交換の実施を行っていくそうです。
※2024年8月19日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)