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「門司港美術工芸研究所」北九州の文化・芸術発信の拠点 開設20周年【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像:門司港美術工芸研究所内の様子)

JR門司港駅から徒歩約5分、プレミアホテル門司港を右手に海岸沿いを歩き、門司港レトロの跳ね橋を渡ってすぐ、門司港レトロ観光物産館「港ハウス」2階に「門司港美術工芸研究所」はあります。

開設から20周年を迎えた節目に、未来に向けて新たな活動をはじめた同施設の活動を取材しました。

門司港美術工芸研究所ってどんなところ?

門司港美術工芸研究所は、北九州から美術工芸分野の芸術家を排出したいとの思いのもと、若い人材を支援し、芸術を核としてまちづくりの活性化を図ることを目的に開設されました。

同施設の前身は平成14(2002)年に開設された「門司港アート村」。筆者の学び舎でもあった丘の上に建つ「旧北九州市立庄司小学校」の校舎を利用した施設でした。

その後施設の老朽化等の理由から現在の場所、門司港レトロ地区へ移転し、現在は5人のアーティストが活動中。同施設を巣立ったアーティストの総数は30人。「この場所が所員の終の棲家ではなく、此処を巣立ちそれぞれがそれぞれの分野で躍動することを後押しし、育てる場所」と代表の城水悦子さんは話します。

また、未来のアーティストを育むべく、今秋には子ども向けのアートスクールを開設予定とのことです。

門司港美術工芸研究所アーティスト作品ノコト

取材当日は同施設所長、松浦孝氏のアート作品が展示されていました。門司港の自然から閃きをうけて生まれるという松浦氏の作品は一目見た瞬間、心をきゅっと捕まれる愛おしさが湧きあがります。同施設内では、一部アーティストの作品やグッズも購入可能です。

また、7月15日(7月10日は休み)までの午前10時30分~午後5時(最終日は午後4時)、「インテリアギャラリー オリーブの木」(門司区大里本町3-8-50)に開催中の「トーナス・カボチャラダムス川原田徹・松浦孝作品展」でも松浦氏の作品を見ることができます。地元や県内外で活躍中のアーティスト作品を身近に感じてほしいというギャラリー店主の思いがつまった企画展です。入場無料。

門司港美術工芸研究所の最新情報は門司港美術工芸研究所ホームページで確認できます。

■住所/北九州市門司区東港町6-72 港ハウス2階
■営業時間/10:00~17:00
■休館日/月曜(祝日の場合は開館)・年末年始
■入館料/無料
■駐車場/近隣にコインパーキングあり

※2023年7月13日現在の情報です

(ライター・kohalu.7)

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