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ゼンリンミュージアム「くきのうみ〜近代産業の中心地 若松・八幡・戸畑〜」【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:リバーウォーク北九州)

9月16日〜12月28日の期間中、”歴史を映し出す地図の博物館”「ゼンリンミュージアム」(小倉北区室町1-1-1リバーウォーク北九州14階)で、地域密着型企画展の第3弾「くきのうみ ~近代産業の中心地 若松・八幡・戸畑~」が開催されます。

近代産業の中心地「くきのうみ」

「くきのうみ(洞海)」とは北九州市の北西部に位置する「洞海湾(どうかいわん)」を指す古い呼称。明治維新によって近代国家へ成長した日本、その原動力となった重工業の発展に不可欠な石炭や鉄は、くきのうみを囲む若松・八幡・戸畑から全国各地へ運ばれました。

今回の企画展では、近代産業の中心地として成長を遂げる要因となった「港」と「鉄」をテーマに、それぞれの都市の歴史を、35点の地図と資料で紐解きます。

各時代の地図を通して都市の発展を知る

江戸時代まで、くきのうみ周辺地域は一地方の漁村や農村にすぎませんでした。明治時代になると、石炭輸送のための鉄道敷設や大型船舶受け入れのための港湾設備が進みます。こうした物流拠点への成長は、官営八幡製鉄所を呼び込むきっかけの1つとなり、急速な都市の発展へとつながったそうです。

今回の展示では、くきのうみ周辺地域が漁村・農村から九州最大の都市へ成長する過程を各時代の地図を通じで見ることができます。

期間限定デザインのチケットホルダーやガイドツアーも

企画展の開催期間中、有料入館者全員に、期間限定デザインのチケットホルダーを配布するとのこと。若松・八幡・戸畑の各都市とその中央に横たわる「くきのうむ(洞海)」をデザインされています。

また、会期中の平日(休館日を除く)午後2時〜午後2時30分には学芸員による企画展ガイドツアーも開催。ガイドツアーの参加費は無料、事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。

地域密着型企画展とは

ゼンリンミュージアムでは、地図の新たな魅力に触れる機会を作ることを目的に、さまざまな企画展を開催しています。地域密着型企画展は、地図を通して街の歴史を紐解くことで、その街に興味・関心を持つきっかけづくりとなることを目指した企画展になっているとのこと。

今回の企画展は、第1弾「地図に描かれたCocuraと北九州」(2021年1月~5月)、第二弾「福多か博愛の街福岡・博多」(2022年9月~12月)に続く、第3弾となります。

詳細は「ゼンリンミュージアム」ホームページで確認できます。

■企画展名/「くきのうみ ~近代産業の中心地 若松・八幡・戸畑~」
■会期/2023年9月16日~2023年12月28日
■開館時間/10:00~17:00(最終入館16:30)
■入館料/1000円 ※保護者同伴の小学生以下は無料
■休館日/月曜(ただし祝日の場合は翌平日)

※2023年9月13日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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