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スターフライヤー、GWの搭乗数は大幅減 機内食をフードバンクに寄付

(画像提供:フリー素材.com)

スターフライヤー(北九州市小倉南区)は5月8日、ゴールデンウィーク期間(2020年4月29日〜5月6日)の利用実績を発表しました。同期間の総旅客数は2387人で、前年から94.4%減の大幅なマイナスとなりました。

同社は、新型コロナウイルス感染症の影響により大幅に減便しています。4月29日〜5月31日まで、北九州-羽田線、福岡-羽田線、福岡-名古屋線は減便、北九州-那覇線は運休となっており、国際線もゴールデンウィーク期間は運休になりました。その結果、ゴールデンウィーク期間の提供座席数は上下線合わせて1万1600席(同25.2%)にとどまり、搭乗率も20.6%(同71.3ポイント減)と大きく減少しました。

日別搭乗率を見ると、下りはゴールデンウィーク初日の「4月29日」が27.3%で最高。そのほか、5月2日(26.0%)、4月30日(23.2%)、5月6日(23.1%)、5月1日(22.0%)が20%を超えました。最も低かったのは、5月4日(11.7%)。上りは「5月6日」の33.1%が最高となり、最低は5月3日の14.3%でした。

機内販売商品をフードバンク協議会に寄付

スターフライヤーは8日、機内販売の休止や大幅減便による食品ロスの削減の観点から、福岡県フードバンク協議会などに、機内で提供しているドリンクの一部と機内販売商品の一部(食品類)を寄付したことを発表しました。

寄付したのは、博多あまおう・八女玉露チョコサンド、スープセット、ミックスナッツ、機内提供用の味噌汁。各種団体への応援の意味を込め、寄付の品々と共に社員のメッセージカードを添えて渡したそうです。

機内ソーシャルディスタンスのトライアル実施

同社は10日、北九州-羽田線の臨時増便を1往復2便運航し、機内でソーシャルディスタンスを保つトライアルを実施します。中央座席の利用を制限するなど、乗客同士の距離を保つようにする予定です。同社機内のシートピッチ(座席の前後間隔)は最大約89cmで、国内線エコノミークラスとしては最大の前後間隔を誇りますが、今回はさらに乗客同士が距離を取れるよう挑戦するとのことです。

同社は「より安全・安心にご利用いただける様に、様々な取り組みを通して新型コロナウイルス感染症の予防措置を講じてまいります。これからもお客様にご満足いただけるようサービスの向上に努めてまいります」とコメントしています。

(北九州ノコト編集部)

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