• 北九州のヒト!
  • HOME
  • 記事
  • 【ファンファン北九州#33】北九女子一歩会 西本祥子さん<前編>

【ファンファン北九州#33】北九女子一歩会 西本祥子さん<前編>

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

北九女子一歩会とは?ひきこもりの女性は男性に比べて少ないって本当?

甲木:おはようございます!西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

横山:西日本新聞社の横山智徳です。

甲木:横山さん。突然ですけど、定年後の生き方って何か考えてます?

横山:明確なビジョンがあります!

甲木:何なんですか?キャンプでしょ?(笑)

横山:キャンプなんですが、多分その頃僕は、キャンプ番組の人気パーソナリティーになってるはずなんですよ。

甲木:えっ!?このべしゃりですか?(笑)

横山:その頃には。(笑)それで喋りながらDIYもするんですよ。

甲木:知ってます!ベランダとかでDIYやってますよね。

横山:キャンプ道具を作ってそれを売ろうと思う。人気パーソナリティーが作るソロキャンプグッズを通販で売る。そういった生活をしていこうと。(笑)

今日のお話は、そんな定年後の話じゃないですね。

甲木:違うんですよ。今日は、もっと人の役に立つ立派なお話ですよ。それでは、本日のゲストをお呼びしましょう。北九州市で、ひきこもりの女性たちの支援をしている北九女子一歩会の 西本祥子さんです。よろしくお願いします。

西本:よろしくお願いします。

甲木:先ほど私、ひきこもりの女性の支援と申し上げましたが、この「北九女子一歩会」というのはどういう会でしょうか?

西本:はい。私は北九州市役所に勤めていました。在職中に困難を抱える子どもや若者の相談窓口「北九州市子ども・若者応援センター」の立ち上げに関わりました。その運営の状態を見ていますと、支援機関に繋がる方たちは、男性に比べて女性はかなり少ないんですね。それがすごく気になっていて。

見えづらい女性のひきこもりとそれを取り巻く問題

西本:退職後もずっとそれが課題として意識の中にあって、退職をしたことを契機に「なぜ男性が多くて女性が少ないのか」について調査をしてみようと。その結果、いろいろありますが、主に2つのことを説明したいと思います。1つは、支援窓口に女性対象のプログラムが少ない。全然ないとは言いませんが、少ないというのがあるんですね。そして、私たちがアンケートでヒアリングを行ったんですが、その中で女性たちの実態を見ると、半数以上が男性に対しての苦手意識を持っている。

甲木:「怖い」とかそういうことですか?

西本:アンケートで「苦手ですか?どうですか?」とお聞きしたら半数以上は苦手だと。それと、支援機関に対するヒアリングも行ったんですが、相談に来る女性たちは、過去の経験から男性に対して嫌な思いをしている。例えば、お父様に怒鳴られたとか、仕事の上司からとか、付き合ってる人からとかですね。そういうことを抱えている方たちが結構いらっしゃる。その人たちが実際に相談窓口に来てみると、そこは男性ばかり。それで「女性は私1人だった」ということで、嫌な思いをして帰られる。相談も男性よりも女性の相談員を求める傾向があります。

甲木:相談しにきたけど、相手が男性だったらもう相談しないで帰るということですね。

西本:そうですね。そういう実態があるから、あんまり足が向かないとかですね。もう1つは、いわゆる「固定的役割分担意識」ということがこの問題にもある。女性は家事に従事していると、世間体というか社会的には違和感がないですよね。ヒアリングの中でおっしゃっていたんですが、家事をしていることがカムフラージュになっていると。

甲木:「ひきこもっている」ということと「家事をしている」ということの明確な差が見えにくいということですね。

西本:そういうことですね。

甲木:それで、支援機関に繋がる女性が少なく、見えづらいってことですね。

問題意識を共有する仲間とともに調査・活動スタート

甲木:その見えにくい女子たちをなんとかしたいと思って?

西本:そうですね。ただ、実態を把握するだけだとそれで終わりなので、調査の中で、どういうことが私たちにできるかという支援策も探ろうということで「ひきこもり女子会in北九州」を開催しました。これは、当事者・経験者の方、それから範囲を広げて保護者の方、支援者の方も集まっていただいて実施したら、当事者・経験者の方全員がこのような女性だけの集まりがあった方が良いと。調査をしてそういう意見を聞く中で、みんなで話をして「放置できないね。それじゃあどうしようか。」ということで、今の活動に繋がっていきました。

甲木:実態を知ってしまった以上は、何か活動しようということで「北九女子一歩会」を?

西本:「北九女子一歩会」は調査のために作りました。

甲木:そうなんですね。

西本:この「北九女子一歩会」のメンバーは、退職後にこの活動に繋がることになるのですが、ひきこもり支援や、困難を抱える若者支援や、不登校の親の会の立ち上げに関わってきた方達で、リタイアするタイミングが同じだったんですよ。それで、「私、こういうこと考えているんだけど一緒にやりませんか?」って言ったら、みんな同じような問題意識を持っていて一緒にやりましょうと。時間ができたので調査ができたという経緯ですね。

甲木:なるほどですね。

西本:毎月第3土曜日の午後に、生涯学習総合センター(小倉北区大門)で、ひきこもり・生きづらさに悩む女性のための居場所「ひなたぼっこ」を開催しています。おしゃべりを中心にちょっとした手芸や体操などを盛り込んでいます。それとツイッターもしていて、「ひきこもり女子会in北九州」と検索して頂けると、開催日が近づいてきたらアップするようにしています。

 

〇ゲスト:西本祥子さん(北九女子一歩会)

〇北九女子一歩会 ひなたぼっこ

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、横山智徳(同)

(西日本新聞社北九州本社)

関連記事一覧