小倉北区船場町の小さな神社のそばに4月5日、昼は喫茶、夜はBARの新店、Le temps（ルタン）がオープンしました。店主の濱田力さんが発酵茶と自然派ワインにこだわって開いたお店です。
昼は台湾茶とわらび餅のある喫茶
北九州で本格的な台湾茶が飲めるお店（写真提供・Le temps）
昼は台湾茶を始めとした発酵茶を提供する喫茶です。お茶請けの金平糖の他に、デザートでわらび餅やバスクチーズケーキもオーダーできます。
「お茶は1煎目、2煎目、3煎目で味の変化を楽しめるもの」と濱田さん。柔らかな空気が流れる店内で、おいしいお茶を飲みながらくつろげるのがこの店の魅力です。
店名の「Le temps」とはフランス語で時間を表し、人生の限られた時間の中からお店に足を運んでくれるお客さんに、濱田さんのだすお茶やワインを飲んで欲しいのだそうです。
夜は自然派ワインのBAR
濱田さんを虜にした有機農法のワイン（写真提供・Le temps）
夜に提供される自然派ワイン、ヴァンナチュールは上白糖などを一切使わずに無農薬のブドウのみを自然発酵させた体にいいワイン。いろんなワインを飲んできた濱田さんが一口飲んで驚いたというワインの味は自然そのもの。農薬などない時代のワインの原点に立ち戻った豊かな味わいだったそうです。
フードメニューには、ワインと相性のいい鴨モモ肉のコンフィやパテドカンパーニュなどのフランスの家庭料理が用意されています。
お店とは分からずに通り過ぎてしまう外観
お店の外観（写真提供・Le temps）
お店の外観はあえて無駄な物をそぎ落とし、通りかかっても一見してお店とは分からない作りになっています。大量生産、大量消費のワインの時代を経て、改めて見直された手間暇をかけて作られるヴァンナチュール同様、ゆっくりと時間をかけてお店を育てていきたいという若いオーナーの気持ちがつまったお店です。
（北九州ノコト編集部）
※5月18日に電話にて取材しました。
