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【小倉北区】昭和28年創業の老舗うなぎ屋『川淀』 秘伝のタレとこだわりの素材

(アイキャッチ画像:秘伝のタレが絡むうなぎ)

小倉には人気の老舗うなぎ屋がいくつかあります。そのうちの一つが、1953(昭和28)年創業の『川淀 本店』。小倉駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

うなぎ屋さんというと気軽には入りづらいお店もありますが、こちらは堅苦しさはなく、小綺麗で落ち着いた店内。カウンター席とテーブル席があり、少人数での会食のほか、一人でも入りやすい雰囲気です。

土用の丑の日はまだ少し先ですが、無性にうなぎが食べたくなり、訪問してみました。ちなみに2022年の土用の丑の日(正確には「夏の土用の丑の日」)は、7月23日と8月4日の2日です。

うな重・うな丼・せいろ蒸しのほか、コースメニューも

メニューは、うな重、うな丼、白焼、ひつまぶし、まぶし丼と、一通りの食べ方がそろっています。

福岡ならではなのは「セイロ蒸し」。筑後地方の郷土料理で福岡県内ではポピュラーなメニューですが、実は全国的にはあまり知られている食べ方ではありません。

一品料理も充実しており、数量限定の「きも酢」や「きも焼」のほか、「うざく」「うまき」もあります。

あまりうなぎを食べ慣れていない筆者が気になったのは「半助」。「うなぎの頭」のことで、大阪などではよく食べられるそうです。残念ながらこの日は売り切れていました。

お持ち帰りのお弁当メニューや、会食用のコースメニューもあり、多様なうなぎ料理を楽しめます。

カリッフワッと絶妙な焼き加減 香ばしいタレでご飯がすすむ

今回注文したのは、「うなぎ丼」の「並串」。

大きめのお椀の蓋を開けると、たっぷりのご飯の上にうなぎが2切れ。肝吸い、香の物、小鉢が付きます。

外はカリッ、中はフワッとした食感で、香ばしい秘伝のタレが絶妙にマッチしており、ご飯がすすみます。

肝吸いはとても上品な風味。タレの味が広がった口の中を一度リセットしてくれるため、何度でもうなぎの旨さを実感できます。肝のプリプリ食感もたまりません。

香の物も絶品で、これだけでご飯一杯が食べられそうです。

ふと気づくと、うなぎ1切れでご飯4分の3近くを食べてしまっていました。うなぎとご飯のバランスにご注意を。

こつこつと。これからもこつこつと……。

箸袋には、「こつこつと六十五年。これからもこつこつと・・・・・。」との言葉が。こつこつと味を磨き、味を守り、味を繋いできた老舗の想いを感じ取れました。

今回訪れたのは本店ですが、井筒屋レストラン街店と下関大丸レストラン街店もあるそうです。井筒屋には地下1階にお持ち帰り専用の店舗もあります。

■住所/北九州市小倉北区魚町1-3-20
■営業時間/昼11:30~14:30ラストオーダー、夜17:00〜20:00ラストオーダー

※店舗情報はいずれも本店
※2022年5月13日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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