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美術館分館&文学館で「祈り・藤原新也」展  門司港出身の写真家【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:「門司港」1991年(C)Shinya Fujiwara)

北九州市立美術館分館・北九州市立文学館が、企画展「祈り・藤原新也」展を9月10日から11月6日まで両館で同時開催中。

美術館分館と文学館の2館が企画展を共同開催するのは初めてとのことです。

少年時代を門司港で過ごした写真家・藤原新也さん

藤原新也さんは、1944年、福岡県門司市(現 北九州市)生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻に入学後、在学中に旅したインドを皮切りにアジア各地を旅し 1972 年に写真とエッセイによる『インド放浪』を発表。第3回木村伊兵衛写真賞、第23回毎日芸術賞を受賞しました。

1982年に出版された単行本『東京漂流』はベストセラーとなり、社会に衝撃を与えます。また、同年に発表された『メメント・モリ』は、若者たちのバイブルとなりました。

1989年には、アメリカを起点に西欧へと足をのばし、帰国後は自身の少年時代を過ごした門司港で撮影した『少年の港』をはじめ、日本にカメラを向けます。

初期作から最新作までの作品を一堂に展示

「恐山」2016年 ShinyaFujiwara

近著は写真集『祈り』(2022)。

企画展「祈り・藤原新也」展は、この「祈り」をキーワードに、藤原さんの初期作から最新作までの作品を一堂に展示する、郷里・北九州で初の大規模な個展です。会場の美術館分館と文学館には、写真、文筆、絵画、書とあらゆるメディアを縦横無尽に横断する藤原さんの多彩な仕事が立体的に展開されます。

文学館会場入口

■開催期間/2022年9月10日~11月6日
■会場/北九州市立美術館分館(北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州5F)・北九州市立文学館(北九州市小倉北区城内4-1)
■開館時間/午前9時30分(美術館分館は午前10時)~午後6時(入館は午後5時30分まで)
■休館日/月曜 ※祝日の場合は開館し、翌日が休館
■観覧料/一般1400円、中高生1100円、小学生700円

※2022年9月24日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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