「ツール・ド・九州」に活かす大学生のアイデアとは?/北九州市立大学地域創生学群・南ゼミの皆さん【FORZA KITAQ】
「FORZA KITAQ(フォルツァキタキュー)」は、小倉北区のコミュニティFM放送局「FM KITAQ」で毎週金曜日17:00~18:55に北九州のスポーツの話題をメインに、釣り情報をお伝えするコーナー「週刊つりニュース」などをお届けする番組です。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。
今回(2023年6月9日)の放送のゲストは、北九州市立大学地域創生学群の南ゼミから南博教授と、学生の小林菜月さんと齊藤沙優奈さん(いずれも2年)。
南ゼミは「文化芸術やスポーツを活かしたまちづくり政策研究」をテーマに活動しています。
授業で聞いた「北九州下関フェニックス」副代表の話について
この日、皆さんは授業で北九州下関フェニックスの副代表・藤井直樹さんの話を聞いた直後というタイミングだったので、まずはその感想からトークスタート。
フェニックスの概要や地域貢献活動、スポーツビジネスとしての課題などについての話はとても興味深かったとのことで、小林さんも齊藤さんも是非フェニックスの試合に行ってみたいと思ったそうです。
「ツール・ド・九州」開催に向け、南ゼミの活動や発信に注目
そしてトークのメインは6日から10月9日まで開催される「マイナビ ツール・ド・九州2023」の話題。
有名な「ツール・ド・フランス」をはじめ、特にヨーロッパではとても人気のあるスポーツのサイクルロードレース。その九州版ともいえる「ツール・ド・九州2023」は、10月6日の小倉城周辺でのレースを皮切りに、福岡、熊本、大分と九州を舞台に行われます。
南教授によると「九州の経済界からも非常に注目されているイベント」の「ツール・ド・九州」ですが、今年3月に行った調査では北九州市民の認知度は10%くらいだそうです。
まずサイクルロードレースそのものに興味をもってもらうことが必要ということで、小林さんと齊藤さんから「ツール・ド・九州2023」の概要説明と、大会の認知度アップや地域の盛り上がりを後押しするために授業で検討している、学生の視点を活かしたアイデアのいくつかを紹介してもらいました。
これまでサイクルロードレースをまったく見たことがなかったという小林さんは、「レースの動画などを見て、スピード感があり戦略的な競技であることがわかり、是非生で観戦してみたい」と思ったそうです。
齊藤さんも「思っていた競技と全然違って、個人競技ではなくチームスポーツという考え方だった。かけひきとかもあり、この競技が知られてないのはもったいないと思った」と話してくれました。
ゼミでの意見交換で出たアイデアの中には、VRを使って選手たちのスピードや景色の見え方などを体感するイベント「VR自転車ゲーム」の開催などがあり、「これは参加してみたい!」と実現が楽しみになりました。
学生の立場で一番やりやすいのはやはりSNSを使った発信ということで、SNS上でのフォトコンテストの開催も検討しているそうです。
「ツール・ド・九州」の開催に向けて、今後の南ゼミの活動や発信にも注目ですね。
その他放送の内容は「FM KITAQ」YouTubeチャンネルから視聴できます。
(FM KITAQ・FORZA KITAQ担当 東恭子)